starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

コロナ抗体保有率に地域差=9~46%、感染状況に影響か―全国では26.5%・厚労省


 厚生労働省は4日までに、新型コロナウイルスへの感染によってできる抗体の保有率(速報値)が全国で26.5%だったと発表した。都道府県別では9~46%と地域差が大きく、直近の感染状況に影響を与えている可能性が示唆された。年齢が高くなるにつれて保有率が下がる傾向も見られた。  調査は11月6~13日に実施。日本赤十字社の協力を得て、献血に訪れた全国の16~69歳の男女8260人の血液から、ウイルス感染によって得られる抗体の有無を調べた。  保有率の最も高かった地域は沖縄(46.6%)で、大阪(40.7%)、鹿児島(35.2%)、京都(34.9%)、熊本(32.9%)の順だった。最も低かったのは長野(9.0%)で、徳島(13.1%)、愛媛(14.4%)、新潟(15.0%)、岐阜(15.5%)と続いた。  年齢別に見ると、16~19歳(38.0%)が最も高く、20~30代までは3割を超えた。ただ、年齢が上がるにつれて保有率は下がり、60代(16.5%)が最も低かった。  抗体保有率が10%を下回った長野では、11月に過去最多の新規感染者数を記録。一方で半数近い保有率の沖縄では、今夏に過去最多の新規感染者数を記録したものの、現在は全国よりも低い傾向となっている。  国立感染症研究所の鈴木基感染症疫学センター長は「おおむねこれまでの流行状況を反映している」と分析。一方で「高齢者の保有率が低いことに注意する必要がある。どうやってワクチンで守っていくかが今後の課題だ」と指摘した。  2~3月に東京、大阪、宮城、愛知、福岡の5都府県で行った前回調査では、1.49~5.65%と低い抗体保有率だった。     ◇都道府県別の抗体保有率 都道府県    抗体保有率 北海道     22.4% 青森県     21.4% 岩手県     16.5% 宮城県     20.3% 秋田県     18.7% 山形県     19.5% 福島県     20.8% 茨城県     23.5% 栃木県     25.5% 群馬県     20.4% 埼玉県     28.6% 千葉県     26.7% 東京都     31.8% 神奈川県    31.6% 新潟県     15.0% 富山県     19.9% 石川県     22.2% 福井県     24.4% 山梨県     26.7% 長野県      9.0% 岐阜県     15.5% 静岡県     24.4% 愛知県     27.5% 三重県     21.6% 滋賀県     25.8% 京都府     34.9% 大阪府     40.7% 兵庫県     30.0% 奈良県     30.0% 和歌山県    25.0% 鳥取県     21.2% 島根県     18.5% 岡山県     28.6% 広島県     17.1% 山口県     23.3% 徳島県     13.1% 香川県     30.9% 愛媛県     14.4% 高知県     30.8% 福岡県     29.2% 佐賀県     28.3% 長崎県     31.9% 熊本県     32.9% 大分県     24.9% 宮崎県     31.3% 鹿児島県    35.2% 沖縄県     46.6% 全国      26.5% (了)【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.