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王室関係者が人種差別発言=黒人女性に出身地しつこく質問―英


 【ロンドン時事】故エリザベス英女王の世話役を長く務め、王室メンバーと親交の深い貴族の女性が、王室関連の行事で黒人女性に人種差別的な言動を取ったとして物議を醸している。人種は非常にデリケートな問題だけに、王室は11月30日の声明で「遺憾であり、受け入れられない」と異例の強い表現で貴族女性の発言を批判。火消しに躍起になっている。  対象になった黒人女性は、慈善団体代表のヌゴジ・フラーニさん。29日、招待されたバッキンガム宮殿のレセプションで、貴族の女性から出身を問われ「ここで生まれた英国人だ」と回答した。しかし、女性は納得せず「アフリカのどこからか」「国籍は」「カリブ海の人か」などと繰り返し尋ねた。  フラーニさんがツイッターで会話の内容を明らかにし、王室が内部調査を実施。王室は発言者を特定していないが、各メディアは女王の元侍女スーザン・ハッセーさんだと報じた。  貴族出身のハッセーさんは王室の伝統に基づき、女王の着替えなど個人的な世話役を60年以上にわたり担い、公務にもたびたび同行した。ウィリアム皇太子の名付け親でもあり、皇太子は声明で「この社会に人種差別はあってはならない」と表明。フラーニさんは、メディアに「衝撃だった。個人的でなく(王室という)組織上の人種差別問題だ」と指摘した。  人種問題を巡っては、女王の孫ヘンリー王子の妻メーガン妃が公務引退後、王室内で夫妻の子供の「肌の色の濃さ」に懸念が出たと告白し、論議を呼んだ経緯がある。 【時事通信社】 〔写真説明〕英バッキンガム宮殿=11月22日、ロンドン(AFP時事)
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