３年ぶり、タカ狩り行列＝さいたま市〔地域〕

　さいたま市岩槻区で、江戸時代に徳川家康がタカ狩りをしながら何度も岩槻を訪れたという史実を再現した「城下町岩槻鷹狩り行列」が開催された。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で３年ぶり。 　家康や姫、岩槻城主などに扮（ふん）した市民ら計約１００人が、約１キロを歩いた。途中、鷹匠（たかじょう）による放鷹（ほうよう）術も披露され、沿道に集まった大勢の市民らを楽しませた。 　オープニングセレモニーで、高橋三男実行委員長は「雲一つない青天の下で開催できることをうれしく思う」とあいさつ。出席した清水勇人市長も「秋は岩槻のシーズン。岩槻に訪れて、たくさん楽しんでいただきたい」とアピールした。タカによるくす玉割りのパフォーマンスも行われ、沿道からは歓声が上がった。　（了）【時事通信社】