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歯の傷から食べ物推定=恐竜化石を3次元解析―早大、東大など


 岩手県久慈市にある約9000万年前(白亜紀後期)の地層から見つかった竜脚類と呼ばれる恐竜の歯の化石について、早稲田大と東京大、久慈琥珀(こはく)博物館の研究チームは15日、歯の表面に残る傷の形状を3次元解析した結果を発表した。傷の深さなどから食べ物の硬さが推測でき、植物を食べていたことが分かったという。  竜脚類は大型の草食恐竜と推定されてきたが、歯の傷の形状解析という「証拠」で食性が示されたのは初めて。  東大の久保泰研究員らは、2012年に早大の平山廉教授らが発見した歯の化石8個の表面を調査。レーザー顕微鏡を使って表面の形状を3次元でデジタルデータ化し、傷の深さなどを現生のトカゲと比較した。  その結果、食べ物の硬さを反映する傷の深さや大きさは、卵や肉を食べるトカゲより大きく、貝殻を食べるトカゲより小さいことが判明した。植物や果実を食べるトカゲと似ており、竜脚類が草食だったという従来の説を裏付ける形となった。  また、周辺から出土した花粉の化石から、当時多かったシダ植物や裸子植物を食べていたと推定された。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕岩手県久慈市にある約9000万年前(白亜紀後期)の地層から見つかった竜脚類恐竜の歯の化石=15日、東京都新宿区の早稲田大 〔写真説明〕岩手県久慈市で歯の化石が見つかった竜脚類恐竜の想像図(画・小田隆氏、久慈琥珀博物館提供)
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