ロシアの関与「徹底的に否定」＝Ｇ２０退席で抗議―米財務長官

　【ワシントン時事】イエレン米財務長官は２１日、前日の２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議でロシアの代表が発言した際に退席したことについて、「ロシアの関与を徹底的に否定することを明確にした」と語った。国際秩序を支える協調枠組みにおけるロシアへの対応が「これまで通りはあり得ない」と訴え、厳しく対処する考えを表明した。 　イエレン氏は、国際協調の枠組みに参加するには国際規範に従うことが必要だが、「ロシアの行動はあまりにも反する」と断言。英国やカナダの代表と共に会合を退席したのは「ロシアの参加を許さず、発言に耳を傾けないことを明示するためだった」と説明した。一方、日本の鈴木俊一財務相はロシアを「最も強い言葉で非難」しつつ、退席はしなかった。　【時事通信社】