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ロシア、強まるデフォルト懸念=米が国債利払い認めず


 【ニューヨーク時事】ウクライナへの侵攻を続けるロシアが、デフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念が一層強まっている。米財務省は4日、ロシア政府が米金融機関に持つ口座からの国債に関する支払いを許可しない考えを示し、ロシアへの締め付けを強化。ロシアは、同日期日を迎えたドル建て国債の元利払いをできなかったとみられ、30日間の猶予期間内に支払えなければ、デフォルトとなる見込みだ。  ロシアは4日満期の国債について、3月に自国通貨ルーブルで買い戻す方針を表明。経済制裁で外貨が不足する中、ドルの支払い負担を減らすためとみられ、国内投資家を中心に約7割が応じた。しかし、なお元本償還と利子を合わせて6億ドル(約740億円)程度の支払いを迫られている。  日米欧は、経済制裁として、ロシア中央銀行などが国外金融機関などに持つ資産を凍結した。ただロイター通信によると、米財務省は国債利払いに関しては、米金融機関にあるロシア当局の口座利用を個別に認めていたという。3月に複数の利払いを行い、デフォルトを回避していた。  ウクライナの首都キーウ(キエフ)郊外で、多数の民間人の遺体が見つかり、ロシアへの非難が強まる中、米財務省は、米金融機関にあるロシア政府の口座へのアクセスを遮断。同省広報担当者は「ウクライナとの戦争に使える資源を枯渇させる」と狙いを話した。  また、5月25日には、米国人が、ロシア国債の利子や元本などを受け取ることを容認する米当局の特例措置の期限が切れる。延長されなければ、利払いの手続き自体ができなくなる。今後も、ドル建て国債の利払い期日が続いており、「デフォルトに陥る可能性は極めて高い」(国際金融協会)との見方が強まっている。 【時事通信社】 〔写真説明〕米財務省=ワシントン(AFP時事)
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