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桜井被告「金で自信を補完」=主従関係の認識にずれも―コロナ給付金詐欺公判


 新型コロナウイルス対策の給付金詐取事件の公判で、罪を認めた元経済産業省キャリア官僚の2人。詐欺を主導したとされる桜井真被告(29)は「金で自信を補完していた」と動機を語ったが、実行役の新井雄太郎被告(28)との「主従関係」をめぐり2人の認識にずれも見られた。  被告人質問で桜井被告は、10代から株式投資で大金を得るなど、「拝金主義的な人間に成り下がっていた」と振り返った。裁判官から事件を起こした理由を尋ねられると、大企業を経て官僚になっても周囲の期待に応えられていないと感じ、自信のなさを金銭で埋めるようになったと説明した。  高校の同級生だった新井被告との関係については「手足や部下だと思ったことはない。親友だと思っていた」と語った。詐取金の大半は自身が使ったと認めつつ、新井被告も利益を得ていたと強調した。  一方、新井被告は、社交的な性格の桜井被告にもともと依存する傾向があったと自身を分析。共に関わった民事訴訟をめぐり、桜井被告から強く責められた結果、頼みを断れなくなり「主従関係」が固定化したとの見方を示した。  新井被告は、虚偽申請の手続きは担ったものの、詐取金の分け前を要求したことは「一切ない」と強調。「桜井被告は私をパシリ(使い走り)のように使いたかった」「話すことは一生ない」と恨み節も聞かれた。(了)【時事通信社】
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