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猟友会「出動しづらい」=銃許可取り消し波紋―自治体、警察の連携課題


 北海道砂川市の男性が市の要請を受けたヒグマ駆除で猟銃の所持許可を取り消されると、猟友会の間に「出動しづらくなった」と波紋が広がった。道内では市街地へのクマ出没が相次ぎ、ハンターと自治体、警察間の連携が問われている。  鳥獣保護法などは、原則として人や建物に被害が及ぶ恐れのある場所や夜間の狩猟を禁じている。一方、市街地などでも警察官の命令があれば、発砲が認められている。  住宅が密集していない場所などでは、発砲の可否についてハンターが判断を迫られる場面もある。男性の猟銃所持許可が取り消された影響は大きく、一部の猟友会は自主的な駆除を自粛。道猟友会中標津支部のハンターは「銃を取り上げられたらたまらない。出動しづらくなった」と不安を漏らす。  危険と隣り合わせの駆除をハンター任せにしないよう、関係者の連携を強化した自治体もある。  クマが多く生息する羅臼町は、職員と警察官が現場で安全確認を実施。今年6月にクマが出没した札幌市は、市街地以外でも警察官が立ち会い、トラブルの回避を図っているという。  酪農学園大の佐藤喜和教授は、当面クマの出没は減らないとした上で、「地域防災として考える局面に入っている。猟友会に頼るのか、新しい組織を作るのか、法整備や体制を考えなければならない」と話した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕札幌市東区の住宅街に現れ、逃げ回ったクマ=6月18日
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