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「でも… あ、やっぱりいいや」 争いを避けて黙る夫にイライラ




「理由がわからないけど急に口をきかなくなる夫」が世の中にはいる。口げんかになるのを避けているのかもしれないが、黙っていてはなにもわからない。無言は、そのままモラハラではないかとさえ思う。



 



 



■結婚前は穏やかな人だと思ったのに



 



マホさん(42歳)は、30歳のとき友人に紹介された男性とつきあってすぐ結婚を決めた。彼が穏やかで大らかな人だと感じたからだ。



 



ところが12年間、結婚生活を続けているうち、夫は穏やかなのではなく、問題から逃げるために無口を貫くタイプだと思い知らされてきた。



 



「とにかく理由がわからないんです。ある日急に黙りこくってしまう。私の発言が気に障ったんだろうと思うけど、何がいけないのかさっぱりわからない。以前、不快に思ったらすぐ言ってほしいと頼んだことがあるんです。でも夫は揉めたくないからとひと言。言わないことで夫もストレスを溜め、わからないことで私もストレスを溜める。こんなのいいわけありませんよね」



 



しばらくすると、なにごともなかったかのように口を開くようになるのだが、その間、家の中に夫婦の会話はなく、夫と子どもたちとの会話もない。上の子は密かに「おとうさん、また反抗期になった」と言っているそうだ。



 



「大人の関係がもてない。これがいちばんきついですね、私にとっては。行ってらっしゃいと言ってもお帰りと言ってもだんまり。目の前にいるのに無視されている感覚がどれほどつらいか、夫はわかっていないと思います」



 



言い返したらケンカになる。ケンカは避けたい。だから黙る。夫にとってはそれがいちばんいいのかもしれないが、家族に与える影響については考えていないようだ。



 



 



■言いかけて黙る



 



一緒に暮らしていれば、意見が合うときも合わないときもある。それを話し合って、お互いの違いを認めていくのが、異文化である結婚ではないだろうか。



 



「うちはダメですね」



 



あっさりそう言うのは、シズカさん(38歳)だ。10歳年上の夫と結婚して5年。ひとり息子は4歳になった。



 



「夫は再婚なんです。前の奥さんとは壮絶なケンカを繰り広げたから、もう言い争いはしたくないと結婚前から言っていました。別に争う必要はないですよね。ただ、意見が違ったときにもう少し突っ込んで話をしたい。意見を言い合おうとすると、彼は、『でも』と言いかけて『あ、やっぱりいいや』と話を流そうとするんです。私はそれがとてもいやで、言いかけて言わないのは卑怯だとまで言ったんですが、彼には通用しません」



 



最後は、「いいよ、シズカに任せるから」と決定権を妻に託す。たとえば子どもをどこの保育園に入れようかと相談しているときもそうだった。結局はシズカさんが決めたが、夫には別の意見があったようだ。



 



「話し合えない。大事なところで、やっぱりいいやと逃げる。この先もそういうことが続くのかと思うと、ちょっとうんざりします」



 



だからといって、なにも相談せずに決めると、「それは事前に相談してほしかった」と夫は言うのだそう。イラつく彼女の気持ちが「わかる」という女性は多いのではないだろうか。


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