8月下旬、ある女子高生がTwitterに投稿した動画が炎上した。動画の内容は、付き合って一年目の記念日に遠距離恋愛中の彼氏にサプライズで会いに行くというもの。

 

炎上の理由は、動画に映っていた彼氏が「自転車に乗りながらスマホを使っていた」「車道の右側を通行していた」から。執筆時点でこの動画は約3万回リツイート、15万件以上「いいね」され、480万回以上再生されている。まさに炎上状態だ。女子高生は寄せられた批判に一つ一つ答える羽目になってしまった。

 

このように、投稿者の意図しない炎上はきょうもどこかで起こっている。

 

 

■「炎上は自業自得」

 

『ネット炎上の研究』(勁草書房、著:田中辰雄、山口真一)によると、炎上に参加したことがある人はネットユーザー全体の1.1%で、そのうちネット炎上に積極的に参加している人は0.47%に過ぎないという。炎上させているユーザーは、“ほんの一部”なのだ。

 

しかし、そのようなユーザーは問題ある投稿を積極的に検索し、投稿者を攻撃したり、さらし者にしたりする。ベースにあるのは「正義感」。炎上は投稿者の「自業自得」で「社会的制裁」だ、と考える傾向にある。

 

今回も、「自転車に乗りながらのスマホ使用」「車道を逆走」という明らかに悪い点があった。悪いことを叩くという大義名分があり、Twitterなら匿名でリプライを送れてしまうため、攻撃が過激化しやすい。

 

 

■インスタでも炎上する

 

このように、法的に違反している、マナーやルールを逸脱している、他人から不快に思われるような行為を不特定多数に公開すると、炎上の危険性はグッと上がる

 

炎上を通じて法律違反などが明らかとなった場合、炎上参加者は警察に通報したり、勤務先や通学先等に連絡したりする。そこから書類送検や退職、退学につながったケースも、実際にある。投稿内容にはくれぐれも注意したい。

 

炎上の“着火点”で一番多いのはTwitterだが、最近はInstagramでも炎上する。Instagramの場合は、写真や動画で見てわかりやすい、面白おかしいものが炎上しやすいようだ。24時間で消える動画「ストーリー」が、保存されて炎上したケースもある。全体公開で何かを投稿する場合、特に注意してほしい

 

 

■とにかく素直に謝ろう

 

炎上してしまった場合、どのように対応すればいいのだろうか。まずは悪い点を素直に謝る、誤解があればきちんと説明するなど誠実な対応をお勧めしたい。逆ギレや言い訳をすると、火に油を注ぐ結果となり、炎上が拡大してしまいかねない。

 

一度炎上すると、まとめサイトに掲載されたり、個人情報が掘り出されたりすることもある。テキストを投稿する際は、誤解を生んだり不快に思われたりしない内容か、確認してから投稿しよう。

 

画像や動画は、映り込みに注意するとともに、法律やマナーに違反していたり、誰かの反感を買ったりする内容ではないか、冷静に確認すべきだろう。投稿前に一度内容を見直す。この習慣こそが大切だ。

情報提供元:citrus
記事名:「【ホントは怖いSNS】女子高生のツイートを炎上させる人たちの「奇妙な正義感」と投稿側の心得