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お弁当に生のサニーレタス、グリーンカールはダメ!--食中毒の怖さとは



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お弁当作りで気をつけたいことはなんですか。彩り? 栄養?? そうですね、どちらも気になるポイントですが、やはり「食中毒」には一番注意したいものです。何気なく入れている食材が、実は食中毒の原因となる菌を増殖させる原因になってしまうことも。今回は知っておきたい食中毒の怖さと、その対策についてご紹介します。


身近に潜む「食中毒」の怖さとは


気温と湿度が高くなる季節は、食中毒の原因菌が最も活発に増殖しやすくなります。食中毒とは、食中毒を引き起こす元となる細菌やウイルスなどが付いたものを口にしたことで生じる病気のこと。症状は、腹痛や発熱、吐き気、下痢など症状は様々です。

食中毒は、飲食店などで発生するイメージを持たれがちですが、一般の家庭でも発生します。家庭で発生した場合で危険なのが、食中毒を疑わず、いつもの腹痛と軽視したり、風邪だと思い込んだりすることで発見が遅れ、重症化してしまうケースです。特に小さい子どもや高齢者は健康な成人と比べて免疫力が弱いため、注意が必要です。家庭内でも起こりうることと考え、日頃からの対策が不可欠です。


普段やってない? お弁当作りのNGポイント


調理後、食べるまでに時間があいてしまうお弁当。その間に食中毒の原因となる菌を増殖させてしまわないよう、注意が必要です。


NGポイント1「生の葉物野菜を入れる」


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食中毒予防のためには、「細菌を増やさないこと」が大原則です。時間が経つと水分が出てしまう生の葉物野菜はお弁当の大敵。先述の通り、水分があるじめじめした環境は菌が増殖しやすい環境だからです。サニーレタスなどの葉物野菜は、お弁当の彩りやおかずの仕切り、隙間を埋めるのに便利ですが、使用を控えるべき。


NGポイント2「温かいままお弁当の蓋を閉める」


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ごはんやおかずが温かいまま、お弁当の蓋を閉めてしまっていませんか。温かいうちに蓋を閉めてしまうと、お弁当内に水蒸気が付いてしまいます。こうなると、必要以上の水分があることで菌が増殖してしまう可能性が高まります。忙しい朝には、早くお弁当作りを終わらせたくなりますが、時間がないときには冷蔵庫で冷やすなど工夫して、食材が冷めてから蓋を閉めるよう心がけましょう。


NGポイント3 「半熟ゆでたまごを入れる」


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作り置きおかずとしても人気の「半熟ゆでたまご」。ラーメンのトッピングやおつまみにと万能おかずですが、お弁当に使ってはいけません。実は、たまごには食中毒の原因菌となる「サルモネラ菌」が潜んでいる可能性があります。お弁当に入れる際は、十分に加熱し、火を通すことが重要です。しっかりと火を通したゆでたまごを詰めてください。


知っておきたい食中毒対策の基本


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お弁当作りをする人は、食中毒対策の基本を改めて確認しておきましょう。様々な菌が食中毒の原因となりうるのですが、特別な菌だけではなく、人の皮膚にも存在するような菌が要因となり引き起こされることがあります。食中毒予防の大原則は「つけない、増やさない、殺す」です。

お弁当作りでは、調理前、調理中、盛り付け、調理後(食べるまで)の各段階で大原則を意識し、食中毒対策を行いましょう。


「調理前」にできる対策


調理前に重要なことは菌をつけないこと。そのためには手をよく洗ってから調理を開始しましょう。また、調理器具やお弁当箱などは清潔な状態で使い、食材は新鮮なものを選ぶこともポイントです。


「調理中」にできる対策


調理中には菌をつけないこと、菌を殺すことが重要。そのためには食材は十分加熱しましょう。加熱の目安は、「食材の中心部の温度が75℃以上の加熱を1分以上」です。いつもの料理よりも、少し長めに火を通すように意識しましょう。十分に加熱調理を行うことで、食中毒菌の大半を殺菌することができます。また、人の手には細菌やウイルスが付着しています。おにぎりを握る際にはラップを使うなど、細菌やウイルスを付けないよう心がけましょう。


「盛り付け」時にできる対策


盛り付けのタイミングでは、菌を付けないこと、増やさない環境作りをすることが重要です。特にお弁当に「水分」は要注意。水分があると、細菌が増殖しやすい環境を作ってしまいます。お弁当箱に盛り付ける際には、おかずの水気をしっかりと取りましょう。水分の出やすいお浸しや和え物を入れる際には、アルミやシリコン製のカップを使うのもおすすめです。盛り付けは素手で行わず、清潔な箸を使って行いましょう。


「調理後(食べるまで)」にできる対策


お弁当を食べるまでの間では、菌を増やさないことが大切です。細菌は一般的に30℃から37℃の環境で一番活発に増殖すると言われています。そのため、特に温度が上がり始める5月〜9月には、お弁当をなるべく涼しいところで保管することはもちろん、保冷剤や保冷バッグも活用しましょう。

暑い時期には特に「食中毒」に注意が必要です。お弁当の調理前から食べるまで、今一度見直し、お弁当を持っていく家族には涼しいところに保管してもらうなど協力してもらいながら対策を行いましょう。


【今回のまとめ】


・加熱した食材を使いましょう。

・仕切りには葉物野菜は使わず、紙やシリコンでできたカップなどを活用しましょう。隙間が気になるときは、生の葉物野菜ではなくしっかり火を通した食材で代用しましょう。

・おかずやごはんが冷めてからお弁当の蓋をしめましょう。

・半熟ゆでたまごは危険! よく火を通したゆでたまごを使いましょう。


監修: 管理栄養士 尾花友理


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