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初めての街でも行きたい店がすぐに見つかる! 地域に特化した最新の「MachiTag」



普段あまり足を運ばない街を訪れた際、時間つぶしのためのカフェをスマホで探そうと思ってもなかなか見つからないもの。6月にリリースしたばかりのソーシャルロケーションサービス「MachiTag(マチタグ)」は、自分が行きたい場所を「#(ハッシュタグ)」で見つけることができる新サービスだ。


そんなMachiTagはどのように生まれ、どのような展開を目指しているのだろうか。MachiTagの開発および運営を行うジギョナリーカンパニー 代表取締役の市川航介氏にサービスの展望やパーソナルな部分について話を伺った。市川氏は大手PR会社やIT企業での勤務経験を持ち、トレーニングジム市場に新風を吹き込んだあのライザップの急成長を土台から支えた人物でもあるという。


ユーザーの「行きたい」と店の「来てほしい」をマッチング


――MachiTagについて簡単に教えてください。



ハッシュタグを使って、ユーザーが飲食店や美容室、マッサージ店など行きたい店を見つけることができるサービスです。徐々に情報が出揃い始めている段階ですが、ゆくゆくは両者がマッチングして、お店側からユーザーに対して「今空いてるんで来てください」といったメッセージが送れるように整えていきます。また、位置情報機能も備えており、場所を探すことに特化したサービスとなっています。


――両者がマッチングできるようになると、店側と利用者側それぞれどんなメリットが生まれますか?


店側ではこれまで、「たった今席に空きができた」という状況になっても、店の外でビラを配ることや、SNSを使ってお知らせをすること以外にできるアクションは限られてきました。MachiTagに情報が集まってきた段階で、ピンポイントにお店を探している人に向けて発信できるようにしていきます。一方で利用者側は、こちらもまだ情報を集めている段階ではありますが、ハッシュタグの組み合わせと位置情報機能を使って探したい店を見つけることができるようになります。ちなみにハッシュタグは店の人に限らず誰でも編集することが可能です。


――どういうきっかけから生まれたサービスなんですか?


私自身が街中で時間を潰すのにカフェを探していても、店の中に入らなければどんな店か分からず、なかなか自分が思うような店を見つけられなかったという経験が一つ。それとは別に、妻と一緒に出かけていたときに「ソフトクリームが食べたいね」となって、妻が写真投稿アプリから店を探していたのですが、「随分手間の掛かることをしているな」って思ってしまったんです。こういった問題を解決したいなと思ったことが始まりです。ここからハッシュタグから店を探すという着想を得て、自分が感じていた課題を解決できるのではないかと思いました。2018年の春の出来事です。


地域と連携した取り組みも


――位置情報やハッシュタグを使ったサービスは、年々増えているような気がしますが、MachiTagとそれらの違いを挙げるとすればどんな部分でしょうか?



地域と連携した取り組みができるところです。その地域に何があるのかは地元に住む人や働いている人でないと分からない部分がたくさんあります。例えば、ちょうど今、熱海の街と連携を図っているのですが、私自身も今回の件で何度も足を運ぶことで初めて知った事実として、熱海はレトロな雰囲気がとても素敵な街なんです。熱海へ来たら昔ながらのカフェ巡りはもちろんのこと、街散歩が必須だなと思いました。同時に、こういうことってまだまだ地元の人しか知らなくて、外から来る人たちにはあまり伝わってないなとも感じました。今、MachiTagを観光の分野でも活用してもらえるように進めています。


目指すところはGoogle


――観光の分野に進出したいというお話が出ましたが、今後はどのようにサービスを発展させていきたいですか?



今、お店などを探すのはGoogleを使うことが当たり前になっていますが、それをMachiTagにしていきたいです。概念的ですが、MachiTagは「探す」のではなく「見つかる」という考え方です。例えば、秋葉原エリアに詳しい方がユーザーとしてたくさんハッシュタグを付けてくれているのですが、先日、ちょうど秋葉原で2~3時間くらい時間が空いてしまって。その方がおすすめに付けているハッシュタグをバーっと見て、昼はこのカレー屋に行こう、その後はこのカフェへ行こうと思って実際に行ってみたんです。これらの店は裏通りにあって、自分だけだったら表通りに沿って歩いていたから確実に行くことはなかった。しかも、このとき店を見つけるまで自分では何にも文字を打っていないんです。こういう使い方ができるサービスは他にはないと思いますし、ご飯に限らず、喫煙所やトイレなどでも、とにかく場所に困ったらGoogleではなくMachiTagで探すことを当たり前にしていきたいです。


――最後に、実現に向けての今度の展望を教えてください。


MachiTagは、みんなでコンテンツを増やしていくサービスだと思っています。店を利用する方は、まず自分の家や仕事場の周りにある店のメモ代わり、むしろ落書き感覚で使ってほしい。それを友だちと共有してもらえるとさらに良いと思います。そうやっていくうちに徐々にユーザーが増えていき、より便利になっていくはずです。ユーザーが周りに増えれば便利になるし確実に楽しくなっていきます。そして、ユーザーが増えて情報が集まると「この街は需要の割にお店が少ない」などといった傾向や統計も分かってくるはず。その情報を企業や飲食店、行政、デベロッパーなどに提供することで、新たにお店が増えたり、ヴィーガン対応店やバリアフリーの場所が増えたりと、街づくりにも社会にも役立つと考えています。


*****


全国の各地域にある店情報が集まれば、単に便利というだけでなく、街づくりにも役立ち、より快適な世の中に変っていくことが期待できる。「MachiTag」の今後の展開に注目したい。


Machitag 今、ここで、「行きたい」が見つかる。

https://www.machitag.com/


―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』
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