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マクドナルドに続いてサーカスまで牛耳る!? 爬虫類み全開の“のっとり怪優”マイケル・キートンが気になる『ダンボ』



『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』の鬼才ティム・バートン監督が実写映画化した『ダンボ』が公開中だ。ご存知元の作品は、かわいい子象が大きな耳で空を舞うディズニー・アニメーションの傑作『ダンボ』だが、今作は人間もわんわん登場するまったく新たな物語。そこで、劇中で一際異彩を放っている怪優に着目したい。


その怪優とは、近年活躍著しいマイケル・キートン(67)で、本作ではニューヨークの巨⼤テーマパーク“ドリームランド”を経営しているやり⼿の起業家、V.A.ヴァンデヴァーを怪演。これ、ディズニー映画で巨⼤テーマパークの経営者というキャラクターではあるけれども、V.A.ヴァンデヴァーはダンボで一攫千金を画策する金の亡者。ダンボの活躍を知るやダニー・デヴィート演じるサーカス団長たちを甘い言葉で誘い出し、強力なスポンサーのフリをしてずべてを飲み込もうとする冷酷無比な男なのだ。



もともとマイケル・キートンと言うと、古くはティム・バートン監督作品『ビートルジュース』や『バットマン』シリーズなどでおなじみの顔で、近年では『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などの演技が絶賛されるなど、さまざまなタイプの役柄を自在に演じ分ける名優である。また直近では『スパイダーマン:ホームカミング』で人気ヴィランズのバルチャーを哀愁たっぷりに演じ上げ、幅が広い才能を披露した。



とりわけ彼の怪演が記憶に新しい作品が、2016年の『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』。マイケル・キートンは、あのマクドナルドを世界最大のファーストフードチェーンに成長させたビジネスマン、レイ・クロックを演じているわけだが、マクドナルドにまったく関係ない男が乗っ取るようなカタチで創業者たちに取り入り、我がもの顔で支配していく様子を活写。メインビジュアルにもなっている新店舗オープン時のテープカットの、あのキートンの笑顔は最高に爬虫類しているのでよかったら!


その怪優が、今度はディズニー映画『ダンボ』という巨大なフィールドで、サーカス団のダンボを牛耳ろうと画策。実歳のビジネスマンだったレイ・クロックは生々しいビジュアルだったが、架空のキャラクターであるV.A.ヴァンデヴァーは爬虫類み全開のモンスター演技と外見でご登場! 彼が乗っ取ろうとしているのは、ダンボではなく、アナタ自身かも知れませんよ! か、どうかは知らないけれど、『ダンボ』は絶賛公開中です。


『ダンボ』

(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved

『スパイダーマン/ホームカミング』

(C)Marvel Studios 2017. (C)2017 CTMG. All Rights Reserved.

『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』

(C)2016 Speedee Distribution, LLC. All Rights RESERVED


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(執筆者: ときたたかし) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか


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