7月7日、TOKYO MXにて朝7時よりニュース情報番組『モーニングCROSS』が放送された。
番組中盤、「女性が注目したニュースランキング」で3位に「ネット流行語大賞上半期」がランクインし、「番組が注目したのはこちらのニュースです」と大きくとりあげられる。
そして、金賞に輝いた豊田真由子議員の「このハゲーー！」、銀賞の森友学園問題で話題になった「忖度」、銅賞は森友に関連した辻元清美議員に関する「セメントいて」が紹介された。
番組によれば、男性44％・女性56％の割合で、比較的幅広い年代で関心が高かったとのこと。
20歳未満 27％
20代 25％
30代 18％
40代 18％
50代以上 12％
MCの堀潤さんは
「女性がこのネット流行語に反応しているって、ちょっと僕は面白いなと思いました」
「終盤の追い上げ、ラストの直線が素晴らしい走りをみせた金賞『このハゲーー！』でしたね」
とコメント。また、銀賞の『忖度』については、上半期だけでなく年間を通じての流行語、と見ている様子だった。
ゲストのジャーナリスト・田勢康弘さんは
「でも金賞、もともとこれは差別用語でしょう。これが流行語大賞になっちゃうんですね」
と苦笑しながら語る。それに対し堀さんは
「ネット流行語大賞ですね。だから、ネットでいかにこういう言葉を書きやすいかってことでもあるんでしょうかね。でもまあ実際に(豊田真由子議員が)言っているし、という」
と返答。銅賞については、
「森友学園問題に関連して辻元さん、本人は真っ向から否定をされてましたが、セメントの企業と癒着があったのではという話で『そんな責めんといて』と関西系のノリなんですけど。本人は否定されています」
と説明を行っていた。そして、主な上位ワードである
・でも幸せならOKです！(眞子さま・小室圭さん)
・けものフレンズ
・アッキード事件(山本太郎議員)
・プレミアムフライデー
・○○なうに使っていいよ
・Nintendo Switch
・VR蓮舫
・出家(千眼美子さん)
・メルカリ
・レゴランド
等が紹介される。ゲストの著述家・北条かやさんは、
「これはランキング上位から並んでいるんですね？ これがいくつかわかるかで、ネット民……(どれだけ)ネットに没入しているかがわかるということですかね」
と印象を述べ、田勢さんは
「金賞があまりにも面白すぎて、他がちょっと印象薄いです」
と語る。また、今回初登場だというブルームバーグのリード・スティーブンソンさんは
「相変わらず日本のこういうものはユーモアにあふれていますよね。皆さん、やはりちょっと笑うことが必要なんじゃないかと」
「笑ってなければやっていけない、みたいなものが……」
と語っていた。堀潤さんは
「結構昔、新聞などは風刺画がもっと前面に出ていたかなと思うんですが、最近は新聞の風刺画って少し弱くなってません？ そういう中で、このネットで揶揄しながら、というのはいいかもしれません」
と締めくくっていた次第である。
※画像は『Twitter』より
