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美容系の民間資格は取ったほうがいいの? -編集部コラム6-








Q:資格を持っている人は、その業界の専門家なの?



A:資格を持っているだけでは、専門家にはなれない



よく、「○○資格を持っている専門家」とか、テレビとかで紹介しているのを聞くので、「資格を持っているから専門家なんだ」という認識をしてしまう人が多いのですが、これははっきり言って間違いです。



国家資格などのその職業に必須の資格を除いた、民間資格試験は基本的に

・そのカテゴリを語る上で知っておくべき最低限の知識を学べる

・そのカテゴリに詳しい人にとっての力試し

くらいのものと認識したほうが良いでしょう。



ですので、資格取得はあくまでもそのカテゴリを深く正しく知る上での”きっかけ”でしかなく、すごく詳しい人にとっては、”知識の確認”くらいのものです。

大切なのは、資格取得の際に得た知識をベースに、どんどんアップデートしていくことの方がはるかに重要です。



よく「資格を取得したから、十分やっていける」みたいな勘違いをした人がいますが、こういう人は情報をアップデートせず、資格取得の勉強で得たテキスト1冊分の知識くらいしかないので、専門家というには程遠いでしょう。




Q:資格取得は難しいの?



A:資格を活用するつもりならそれほど難しくない



先にもお話しした通り、資格取得はそこでゴールではなく、スタートラインです。

資格取得になんらかのメリットや目的を感じている人であれば、当然そのくらいのことは知っておかないといけないはずなので、これが難しいと感じるのなら、資格取得後に活用するのはもっと難しくなるでしょう。



逆に、資格に対して目的意識がしっかりとあるなら、自分でも調べて予備知識などもあると思うので、簡単だと思います。



「目的意識もあるし、予備知識があるけれど、テキストを見て自信をなくしてしまった」という方もいるかもしれません。また、試験対策が苦手な人もいますよね。

そういう方も、不安がる必要はありません。周りに資格取得者がいれば対策法を教わるなどしてみましょう。試験対策やテキストを読み解くことの苦手意識から解放されて、楽しく学べる方法を探るといいと思います。

資格は必ずしも取らなければいけないというものでもないので、自分の学びたい範囲から始めましょう。






Q:美容ライターなら、コスメコンシェルジュはとるべき?



A:必要ではないけれど、業界標準として化粧品検定の受験はおすすめ



まず大前提として、コスメコンシェルジュという資格は、その資格の有無で制限されたりするものはほぼありません。しかし、やりたいことや目的によっては有利・不利というのはあります。



コスメコンシェルジュを取得する目的やメリットは幅広いため、ここでは美容ライターという職業に絞ってお話しすると、美容ライターだからといってコスメコンシェルジュの資格は必要かと問われれば、そんなことはありません。

ですが、もし取ろうかどうしようか迷っているのであれば、とりあえずコスメコンシェルジュの前に、化粧品検定一級はとっておくことをお勧めします。



まず、コスメコンシェルジュと、化粧品検定一級の違いを改めて説明します。

コスメコンシェルジュは、日本化粧品検定協会が定めた資格で、「化粧品検定一級の合格者で、認定セミナーを受けた上で、かつ年間の登録料を支払っている」ことが条件となっています。(企業単位で取得している場合もあります)。

もっとわかりやすく言えば

・「化粧品検定一級」は、受験料を払えば誰でも受けられる。(取得後は費用など一切無し)

・「コスメコンシェルジュ」は、化粧品検定一級の受験料と、コスメコンシェルジュの入会金と年会費がかかる



ということで、コスメコンシェルジュを名乗るには、継続的にお金がかかります。

つまり、化粧品検定一級と、コスメコンシェルジュ取得には、それぞれのコストに見合ったメリットがあるかどうかで判断すべきでしょう。




「化粧品検定一級」取得のメリット



・一級対策テキスト 1,980円(税込)

・受験料 13,200円(税込)

→合計:15,180円

(2、3級にかかる受験費用や、対策問題集の費用は別途かかります)



□美容ライターとして最低限必要な標準的知識を得られる

□就職や求人応募の際に、知識レベルの指標として提示できる

□受験勉強の際に改めて正しい皮膚やスキンケアの知識を学べる






「コスメコンシェルジュ」取得のメリット



・一級対策テキスト 1,980円(税込)

・一級受験料 13,200円(税込)

・認定プログラム申請費用 7,150円(税込)

・入会金 10,000円

・年会費 10,000円

→合計:42,330円

(継続する場合、年ごと10,000円が別途かかります)



□「コスメコンシェルジュ」と名乗ることができる(信頼性UPや、仕事・機会が広がる)

□化粧品検定協会から、最新の美容情報などが届く(メルマガ・セミナーなど)

□新作コスメ等のモニターの機会があり、無料で試すことができる




私はコスメコンシェルジュを取得したところ、最初の数ヶ月はあまりメリットを感じませんでしたが、ここ最近化粧品検定協会の方も色々と企画を増やしており、美容に関する様々な情報が届いたり、コスメコンシェルジュの活動機会をいただいたりと、登録したメリットを結構感じられるようになりました。ちなみに、私はコスメコンシェルジュエージェンシーに登録(無料)することで、協会から紹介していただいたお仕事で、年会費はペイできました。



美容ライターはフリーランスなど個人で活動する方が多いので、業界の標準ってどのくらいのものかわからない場合が多いと思います。だからこそ、最低限このくらいは押さえておくべきというレベルを知る方法として化粧品検定一級はとっておくのはいいと思います。



そして、美容ライターという枠を超えて、メディア露出や、コンサルなどの活動などをしたいとか、積極的に情報をアップデートするために情報源が欲しい、という場合は、コスメコンシェルジュを取得しておくといいと思います。でも、ランニングコストはそこそこかかるので、費用対効果を鑑みて決めたほうがいいでしょう。






Q:しゅんさんはなんで資格をそんなにとっているの?



A:ほとんど趣味です



なんで? と問われればこれが妥当な答えです。

もう少し真面目に答えるとすると、



・単純に試験とかテストが好き(腕試しとか、自己診断とかが好き)

・資格試験をきっかけに幅広い業界知識に触れられる

・取得資格をプロフィールに掲載することで、最低限このレベルは知っているというアピールになる

・資格を必要とする業界の様々な人の視点に立つことができる

・知識欲がある



と、こんなところでしょうか。



念の為ご理解いただきたいのは、専門家ヅラできるとかは考えていません。

結局のところ、知りたい! という欲求と好奇心が一番です。また私の考えとして、インプットは少ないより多いほうが何にせよいいので、美容に関するものは選り好みせずに知る機会を増やすようにしています。






Q:資格はたくさん取っておいたほうがいいの?



A:取りたければ取ればいい。資格にとらわれずに勉強するのが◎



ここまで読んでくださった方は「もうわかったよ」ということを、また言いますが、資格取得そのものに大きな意味はあまりありません。重要なのはそこで得た知識を活用しアップデートすることです。



実際に私がたくさん取得してみて感じたのは、資格が多いと美容知識が多いと思ってもらえるメリットはあります。仕事の幅も広がりました。

ですので、美容ライターや美容に関わる仕事をしている方で、活躍の場を広げたいとか、同じ仕事をしている他の人より頭一つ抜けたいとか、何か強みを作りたいという人はチャレンジしてみるといいかもしれません。



再三言いますが、資格取得にとらわれる必要はありません。資格を取らなくても自分で勉強することが重要です。興味がある分野はどんどん学びを深めていきましょう。




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