株式会社CinemaLeapと株式会社WOWOWは2020年7月31日(金)、共同製作を行うVRアニメーション『Beat』が第77回ベネチア国際映画祭 VR部門「VENICE VR EXPANDED」にコンペティション作品としてノミネートされたことを発表しました。


VRアニメ作品『Beat』、ベネチア国際映画祭 VR部門にノミネート!

VRアニメーション『Beat』が、第77回ベネチア国際映画祭 VR部門「VENICE VR EXPANDED」にコンペティション作品としてノミネートされました。

第77回ベネチア国際映画祭(開催期間:2020年9月2日〜12日)での上映が、本作品のワールドプレミアとなります。

監督を務める伊東ケイスケ氏は、2019年の『Feather』に続き、2年連続2回目のベネチア国際映画祭への参加です。

今回のベネチア国際映画祭では、映画祭参加者が自宅からオンラインで体験できるよう、VRヘッドセットとコントローラーを用いて体験するバージョンが上映されます。

さらに、コントローラーの代わりに特別なデバイス「心臓ボックス」を手に持つことで、ユーザー自身の心臓の鼓動を感じながら作品を楽しめる、Haptics(触覚)技術を用いたバージョンも制作されています。

Haptics技術を用いたバージョンでは、聴診器を使ってユーザー自身の心臓の鼓動を取得し、

・作品内に登場するハートのアニメーション

・音声

・ユーザーが手に持つ「心臓ボックス」の振動

にリアルタイムで同期させることが可能で、それにより、普段はあまり意識することのない自分の心臓の鼓動を、

・目で見て

・耳で聴き

・手で感じ

ながら作品を楽しむことができます。

※ Haptics・・・ユーザーに対して力・振動・動きなどの”触覚”を通じて情報を伝達するユーザーインターフェース技術の総称。

第77回ベネチア国際映画祭について

第77回ベネチア国際映画祭は、2020年9月2日(火)から12日(土)まで開催されます。

新型コロナウィルス感染症流行の影響により、2020年のベネチア国際映画祭 VR部門はオンラインでの開催となり、「VENICE VR EXPANDED」と題して

・VRヘッドセットやPCを用いての世界中からのオンライン参加

・世界各国のサテライト会場

の方法で上映が行われる予定です。

コンペティション作品(審査対象作品)の中から

・「Grand Jury Prize for Best VR Immersive Work」

・「Best VR Immersive Story」

・「Best VR Immersive User Experience」

の3つの受賞作品が決定します。

VR部門の審査員には、Lucid Dreams Productions代表のCeline Tricart氏、映画監督のAsif Kapadia氏、ゲームデザイナーの小島秀夫氏の3名が選ばれています。

監督プロフィール

伊東ケイスケ監督

伊東ケイスケ(VR & 3DCGアーティスト)

1986年生まれ。

多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。

メーカーのグラフィックデザイナーを経て、2012年よりフリーランスのCGアーティストに転身。CGアニメーションのほか、VR開発、キャラクター、グラフィックデザイン、イラストレーションの制作も行う。

CG特有の冷たさを感じさせない、やさしくあたたかな表現を追及している。

VRアニメーションFeatherが第76回ヴェネチア国際映画祭で上映。

また、3DCGアニメーションGROWがSIGGRAPH ASIA2013アニメーションシアターで上映される。

CG StudentAwards、TBS DigiCon6などで受賞。

引用元:プレスリリース

監督からのコメント

『Beat』の世界では、あなたの鼓動が全てのキーになります。

鼓動の力は、ロボットたちを照らす光として、あるいはロボットの動力として、『Beat』の世界に無くてはならない存在になるでしょう。(ではもし鼓動がなくなってしまえばどうなるのか…。『Beat』の世界は「暗闇」になってしまいます。)

『Beat』での体験を通して、自身の心臓の存在を強烈に実感してください。

そして、あなたも胸の扉を開き、ロボットと心を通わせてみてください。

引用元:プレスリリース




『Beat』について

『Beat』は、ユーザーが自分自身の心臓の鼓動を主人公のロボットと共有することで、物語に命を吹き込むことのできるVRアニメーション作品です。

自分の鼓動を分け与えたロボットを自分自身に重ね合わせながら、ロボットの心の葛藤や成長を体感し、物語を楽しむことができます。

あらすじ

Beatは、ユーザーの心臓の鼓動によってロボットに命が吹き込まれ、心を通わせて成長していく物語です。

ユーザーのハートによって命を吹き込まれたマルボロは、もうひとりのロボット・カクボロと友達になりたいのに、不器用で関わり方が分からず怒らせてしまいます。

しかしどうしても友達になりたかったマルボロは、相手を思いやる気持ちを持つことで、一度閉ざされてしまったカクボロの心を開いていきます。

引用元:プレスリリース

作品概要

作品名:Beat

製作年:2020年

製作:株式会社 WOWOW・株式会社CinemaLeap

作品尺:12分

ジャンル:アニメーション

作品HPBEAT | KEISUKE ITOH VR&3DCG CREATION

制作チーム

監督:伊東ケイスケ(VR & 3DCGアーティスト)

プロデューサー:待場勝利(Supership株式会社VR戦略企画室 / VR映画プロデューサー)

プロデューサー:藤岡寛子(株式会社 WOWOW 技術ICT局技術ICT企画部)

アシスタントプロデューサー:大橋哲也(株式会社CinemaLeap 代表取締役)

音楽:森下唯(ピアニスト)

テクニカルサポート:橋本 裕(TECH Planning合同会社 技術顧問(XR担当)、VR Creators Labo事業 Director)

鼓動体感技術提供:安藤英由樹(大阪芸術大学)

まとめ

触覚技術を活用し、ユーザーの“心臓の鼓動”を作品に登場する“ロボットのハート”と連動させることで、ロボットに命が吹き込まれストーリーが展開する『Beat』。

聴診器をユーザーの胸に当てることでケーブルを通じ手持ちのデバイスが鼓動に合わせて振動するという“新しい技術”と“VRアニメ”が組み合わさることで、今までにない映像体験が実現されています。

自宅から異世界に飛んだような体験ができるというこれまでの「映画」とは異なる新しい魅力のVRアニメ作品が、歴史ある映画祭にノミネートされたことで、VRのさらなる可能性が期待されますね。

ソース:VRアニメーション『Beat』に関するプレスリリース[PR Times]








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情報提供元:VR Inside
記事名:「VRアニメ『Beat』がベネチア国際映画祭 VENICE VR EXPANDEDにノミネート