まだ1年の序盤ではありますが、2020年はロケーションベース(LB)のVRにとって飛躍の年になると予想されています。

2020年から2023年の間にLBVRは36%成長し、映画館、テーマパークといった14億8000万ドルの産業に相当する規模になると推測する向きもあるようです。

そうしたアミューズメントVRの成長にOculus Questが影響しているという分析もされています。


急成長するアリーナ規模のロケーションベースVR

急成長するアリーナ規模のロケーションベースVR

ロケーションベースVR(LBVR)とは「ヘッドマウント・ディスプレイによるVR映像と体感型ハードウェア機器・アトラクション等を連動させ、リアルな体験を提供する施設型VRコンテンツ」のことを指します。

参照:一般社団法人 ロケーションベースVR協会HP

例えば、「VR PARK TOKYO」や「VR ZONE」のような、VR空間を歩いたりすることで身体全体を使って楽しめるVRコンテンツのことです。

最近では

・MissionX

・トリトンVR

・Cyber​​action

といった魅力的なタイトルがアリーナ規模のアミューズメントVR体験の新しいジャンルをリードしています。

LBVRは2020年から2023年の間に36%成長すると予測されていますが、複数のグローバル開発者がVRソフトウェアとハ​​ードウェア技術を進化させているため、この予測を大きく上回る成長を遂げる可能性すらあります。

HPのロケーションベースVRエンタテイメントの責任者であるJoanna Popperは、

「多くの人にとって、ロケーションベースのエンターテインメントはVRを初めて体験したものです。」

「(LBVRには)素晴らしいストーリー、素晴らしいビジュアル、クールなハプティックスを備えたすべての魅力があります。それは本当にエキサイティングで楽しいですし、社交的でもあります。」

とLBVRの人気について分析しています。

もちろん、これらのLBVR本来の魅力が業界急成長の理由であることは間違いありません。

しかし、他に後押ししたものとして

・Oculus Questのリリース

・VR eスポーツの成長

も指摘されています。

ローカルベースVRの成長を後押しするOculus Quest

ローカルベースVRの成長を後押しするOculus Quest

Oculus Questヘッドセットは

・価格

・利便性

・ワイヤレス6dof機能

という、アリーナ規模のロケーションベースVRを楽しむのに最適な特徴を備えています。

そのため、提供する側からすると高品質なVRコンテンツが大掛かりなユニットを組む必要がなくなりました。

また、ユーザーからするとVRコンテンツがより身近なものとして受け取りやすくなります。

VRベビーシミュレーター「Baby Hands」の開発で知られるChicken Waffle社のCEO Fin Staber氏は

「QuestのようなテザーレスVRにより、プレイヤーは自分の環境に完全に没頭することができます」

と評価し、さらに

「LBVRが進化するにつれ、プレイヤーの探索と身体の動きがファンを引き付ける優れた方法であると考えています。」

とOculus QuestがLBVRの成長に及ぼす影響について分析しています。



VR eスポーツの成長もロケーションVRを支える

VR eスポーツの成長もロケーションVRを支える

このほか、VR eスポーツが順調に成長を見せている点も、LBVRの成長に欠かせない点とされています。

例えば、Oculus、iBuyPower、および他のいくつかの企業が協力して、1万ドルの賞金が出るピストルウィップのトーナメントを行いました。

このように、VR eスポーツが成長しているため、多くの企業が投資や開発を積極的に行うようになりました。

先のChicken Waffle社も、Blazer Leagueと呼ばれる新しいロケーションベースのVR eスポーツの立ち上げでCENTERTECと提携を開始しています。

さらに、Fin Staber氏は

「クールなVRコンテンツに取り組むために、インディーズデベロッパーとのパートナーシップを公開する取り組みを拡大しています。私たちはいくつかのチームと協力してきましたが、さらに多くのチームと協力できることを楽しみにしています!」

と今後の展望について語っています。

まとめ

アミューズメント施設で体験できるアリーナ規模のロケーションベースVRが大きく成長しています。

映画館、テーマパークといった産業に並ぶのではないかとする声もあるので驚きです。

現在、新型コロナウィルスの影響でVRアミューズメント施設の多くは利用できないため、成長に陰りが見えるのではないかと心配する向きもあります。

しかし、この状況下でOculus Questの売り上げが大きく伸びたとも報じられていることに注目です。

VRが娯楽として定着しているだけでなく、非常事態の元でもVRの需要が依然として高いことをうかがわせます。

そうなると、パンデミック問題が収束し誰もが安心してアミューズメント施設に足を運べるようになった場合には、LBVRコンテンツが最初の遊びの有力な選択肢となるかもしれませんね。

そんな光景を見るのが待ち遠しいですね。

参考:Arena-Scale VR Is On The Rise Thanks To The Oculus Quest[VR Scout]








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情報提供元:VR Inside
記事名:「Oculus Questが後押しか?アリーナ規模のVRアミューズメントが台頭!