テッククランチは、Facebookが英国のAR・コンピュータビジョンのスタートアップ企業Scape Technologies(以下、Scape社)を買収したと報道しました。

Scape社は「ビジョンエンジン」と呼ばれる視覚ポジショニングシステムで知られており、FacebookのARグラスのプロジェクトが本格化していくと推測されています。


FacebookのScape Technologies買収をテッククランチが報道

テッククランチによると、ロンドンに拠点を置くScape社の株式の75%以上をFacebookが所有することになりました。

また、英国の企業登録機関カンパニーズハウスに提出された書類からScape社の取締役にFacebookの幹部が数名就任したことが明らかになったとも伝えられています。

買収額は4千万ドルとも伝えられていますが、Facebookは公式には買収の事実を認めていません。

今回Facebookによって買収されたScape社は、「ビジョンエンジン」というコンピュータビジョンをベースとした視覚ポジショニングシステムを開発したことで知られているスタートアップ企業です。

「ビジョンエンジン」ではセンチメートルレベルの位置認識が可能であり、実世界の完全な1:1スケールのデジタルバージョンを作成することができます。

FacebookのARグラス開発が本格化か?

画像:https://vimeo.com/350782844

「ビジョンエンジン」の技術はFacebookのソーシャルARに欠かせないもので、FacebookとInstagramのユーザーが簡単にAR技術を使うことが可能です。

・ビジネス

・教育

・エンタテイメント

などさまざまな分野での活用のほか、Facebookが2019年に発表した世界を3Dマップ化するLiveMapプロジェクトが大きく進展することも想定されています。

ソーシャルARだけでなく注目されているのが、Facebookが現在進めていると噂されているARグラスの開発です。

Scape社は「ビジョンエンジン」をスマートフォン向けのARアプリとして開発していましたが、高性能なコンピュータビジョン技術はARグラスにとって核となる基本的な技術です。

そのため、FacebookによるARグラスの開発が本格的に進んでいることを示す事実として歓迎する声もあります。

ただし、FacebookがARに高い関心を持っていることが明白ではあるものの、買収したAR関連企業の技術を使って何をしていくかは当然ながら明らかにはされていません。

まとめ

FacebookがAR関連会社Scape Technologiesを買収したことが明らかになりました。

となると、進行中と噂されるFacebookのARグラスの開発に期待してしまいます。

ただ、今回Scape社のほかにも自然言語処理やディープラーニング分野の企業も買収を行ったことが報じられており、もしかするといくつかのテクノロジーを所有するための買収であることも考えられます。

Facebookは進行中のプロジェクトについてはほとんどコメントしないため、想像ばかりが大きくなってしまうところです。

今後のFacebookの動向にさらに注目ですね。

参考:Facebook Just Bought An AR Startup That’s Building A 3D Map Of The Entire World[VR Scout]

参考:Facebook quietly acquired another UK AI startup and almost no one noticed[テッククランチ]








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情報提供元:VR Inside
記事名:「ARグラス開発が本格化か?Facebookが英国のARスタートアップ企業を買収との報道