ある猫の雑誌のアンケートによると、およそ10％の飼い主さんが「うちの猫は抱っこが苦手」だと回答していました。あなたは愛猫とのコミュニケーション、どうしていますか？
我が家の愛猫はデレデレの甘えん坊で、毎日毎朝抱っこをねだります。ご飯のある部屋まで、「タクシーがわり」に背中を使われることもしょっちゅう。
でも友人の猫は、「絶対に触らせてくれないんだよ……。」という「家庭内野良」状態の猫もいます。猫の中にも抱っこ好きと抱っこ嫌いがいるのはどうしてでしょうか。
色々リサーチした結果、
「うちの猫はコレで抱っこ好きになりました！」
という方法をゲット。画期的と思いきや、とっても簡単な方法でした。これならどんな猫もきっと抱っこさせてくれるかも。
ぜひやってみてください。
■猫が喜ぶ方法①猫が喜ぶ抱っこの仕方を知る
猫を抱っこするとき、私の場合は赤ちゃんを抱っこするような「向き合い抱っこ」をしていますが、実はこれは密着度が高いため、甘えん坊の猫に向く抱っこの方法だそうです。
密着することに抵抗がある猫もいますから、あなたの猫の性格や行動を観察して、猫が好む抱っこ方法を試してみてください。
猫の抱っこの方法は主に3つ。私がやっていたような「向き合い抱っこ」の他に、一番ポピュラーなのが「横向き抱っこ」、そして猫の視線を遮らない「後ろ向きだっこ」があります。
それぞれ、猫が安心できるポイントをご紹介します。
・向かい合い抱っこの場合：猫と目を合わせない
猫と最も至近距離になる「向かい合い抱っこ」の場合、飼い主さんと猫の信頼関係はバッチリ。猫も甘えん坊が多いでしょう。しかしそんな猫でも、目と目を合わせるのは抵抗があるようです。
向き合い抱っこをしながらも、猫の顔をじっと見つめるのはやめたほうが良いでしょう。また、両腕で猫の背中とお尻をすっぽりと包み込むように抱くことで、抱っこの安定感をホールドできます。
・横向き抱っこの場合：猫が顔を埋めやすい体勢を作る
どんなタイプの猫でも比較的簡単にできるのがこの横向き抱っこ。猫が飼い主さんの膝の上に乗ってきたときのままホールドするだけで抱っこできます。
飼い主さんは片腕に猫の前足を置くようにすると、抱っこが安定するだけでなく、飼い主さんの脇の下に猫の顔が近くなり、猫が顔を埋めやすい体勢を作ることができます。
猫は顔が隠れると警戒心が薄れるため、より安心感を得られるはずです。
・後ろ向き抱っこの場合：後ろ向き抱っこは、爪切りや歯磨きなど、猫が嫌がる「お手入れ」の時にぴったりの抱っこです。猫に正面を向かせることで、後方から飼い主さんの手が回るため、猫の視界に手が入りにくいので、猫を怖がらせないでお手入れできます。
猫は自分の体の周りがぐるっと囲まれていると安心する習性があります。猫がダンボールが大好きなのはそのせい。
後ろ向き抱っこをするときは、猫の背中に飼い主さんのお腹をピッタリと密着させてください。背中をホールドされると、猫は安心してリラックスします。
■猫が喜ぶ方法②抱っこが苦手な猫には「プチ抱っこ」で慣れさせる
「どうしても抱っこは嫌！」という猫を無理やり抱っこすると、飼い主さんと猫の信頼関係に亀裂が入る可能性があります。
抱っこが苦手な猫には、まずは「プチ抱っこ」で慣れさせると安心です。猫がベッドで寝ている時に、ベッドごと持ち上げて自分の膝の上に乗せる、タオルなどでそっと猫を包んでから抱っこするなど、直接の抱っこよりもワンクッションおいたやり方がオススメです。
また、ちょっとしたコツですが、猫を抱っこする前に、両手をホカロンで温めてから猫に触るようにしたり、自分の手のひらで愛猫が好むフードを軽く握るなど、手に猫の好きなご飯の匂いをつける、という方法もアリ。
猫が喜ぶ方法としては抱っこしないと届かない窓から外の景色を見せる、抱っこの時に猫の顔をタオルで覆って（猫が苦しくないように気をつけてくださいね。）あげるのもOKです。
■最後に
いかがですか。猫が喜ぶ抱っこの方法は、「猫が喜ぶ抱っこの仕方を知る」ことと、「抱っこが苦手な猫には「プチ抱っこ」で慣れさせる」の2つ。
あなたの猫は「抱っこが嫌い」なのではなく、あなたの「抱っこの仕方」が苦手なだけ、ということも考えられます。
あなたの愛猫が好む抱っこはどんなスタイルか、猫の機嫌の良さそうな時に色々と試してみてくださいね。
大谷翔平・野球ニュース