はじめに

毛並みのいい猫は触っていて気持ちがいいですよね。艶のある毛を撫でてあげると愛猫も喜びます。しかし、様々な原因で愛猫が毛割れを起こしてしまうことがあります。

そこで今回は、猫の毛割れについて詳しく調べてみましょう。猫の毛割れについて、6つの原因、4つの対処法を解説します。毛割れについてよく知っておけば予防することもできますよ。

猫の毛割れについて

毛割れしている猫の毛

somratana/shutterstock.com

そもそも猫の毛割れとはどのような状態のことを言うのでしょうか?毛並みが悪いくらいで大騒ぎすることはないという人もいるかもしれませんね。放っておいても大丈夫なのでしょうか?

猫の毛割れってどんな状態のことを言うの?

猫の毛割れとは、被毛が束になって文字通り割れているように見えることを言います。1本1本がサラサラとしている状態が正常ですが、毛割れをする猫の被毛は束になってしまいまるでフェルトのようでもあります。毛割れが起きるとブラッシングをしても上手くほぐすことができません。

特に背中の毛割れは、2つにパックリと毛割れすることもあれば、毛割れした束が段々になることもあります。毛割れがひどくて地肌が見えてしまう猫もいますよ。猫の様子を普段から観察しているとすぐに気づくでしょう。

毛割れを放置するとどうなるの?

多少の毛割れであれば、放っておいてもいいのではないかと思う人もいるかもしれませんね。しかし、毛割れは病気のサインであるとも言われています。

毛割れを起こしているから猫の生活に支障があるというわけではないかもしれませんが、体調不良や病気が原因である可能性があるので、毛割れを起こしている原因をすぐに追究する必要があるでしょう。

毛割れを放置しておくと毛の束がどんどんと大きくなってしまうこともあります。大きく毛割れして地肌が見えてしまい、皮膚疾患にかかる可能性も高くなります。また、毛の束が大きすぎれば猫のケアがされていないという印象を与えることにもなりますよ。

愛猫の毛割れを発見したらすぐに対策を!

猫の毛割れの原因は様々ですが、病気が原因である可能性があるのですぐに対策をする必要があります。対策することによって元の毛並みに戻すことができるでしょう。

普段から愛猫を膝の上に乗せて撫でている飼い主さんであれば、毛割れを起こすとすぐに気づくでしょう。気づいたらすぐに対策をして、早い段階で解決したいですね。

毛割れの6つの原因

塀の上で寝そべっている老猫

Phannasit/shutterstock.com

猫の毛割れの対策をするために、毛割れの原因を探すようにしましょう。毛割れの原因を6つ挙げますので、どれがあてはまるかチェックしてください。

原因1.老化現象

猫の毛割れの1番多い原因だとされているのが老化現象です。人間も老化によって髪の毛の艶がなくなったり肌の張りがなくなったりしますよね。猫も同じで、老化現象が原因で毛並みが悪くなってしまいます。毛が細々として白くなったりパサついたりするのも老化現象によるものです。

猫が歳を取ると代謝が悪くなり、体内の水分が減って乾燥しがちになります。皮脂も減少するため被毛に影響が出てしまいます。栄養の吸収率も悪くなり、うまく被毛にまで行き渡らなくなってしまいます。

猫は10歳にもなるとこれらの老化現象に悩まされるようになります。10歳過ぎの猫が毛割れを起こしていたら、老化現象が原因だと考えることができます。

また歳を取ると猫は体力がなくなり、グルーミングをする回数も減ってしまいます。猫の習性でもあるグルーミングは、体の痒い所を掻いているだけではなく、被毛や皮膚の掃除もしています。毛並みを整えてサラサラにする働きもあるようです。猫の舌にはザラザラとした突起があるのでこれを使って被毛のケアを自分でしているのですね。

このグルーミングの回数が減ると被毛のケアができなくなり、毛が束になって毛割れを起こすようになります。愛猫が歳をとってきたら、グルーミングを定期的にしているかどうかを観察してみてください。グルーミングをしていても、体が硬くなって体全体を上手にグルーミングできなくなっている可能性もありますよ。

原因2.栄養不足

まだまだ若いのに毛割れを起こしている場合は、栄養不足が原因かもしれません。特に激安のキャットフードを与えている場合は原材料を再確認してください。猫の被毛に十分な栄養が行き渡らないと毛並みが悪くなってしまいます。

食事はお腹いっぱい食べているという場合でも、激安のキャットフードは穀物を使ってカサ増ししていることがあります。またお肉を使用していると言っても、死んだ動物の肉や人間が食べない部位を使って作っているキャットフードもあるようです。

こうしたキャットフードは栄養が全くないだけなく、猫の体にとって害になる可能性もあります。それに加えて添加物をたっぷりと使用していると猫にとっては有害です。

普段与えているキャットフードの栄養バランスが悪いために、毛割れをしている可能性があるので、チェックするようにしましょう。また、おやつの与え過ぎで栄養が偏っていることもあります。猫が口にするものは直接体調に影響を与えるということを忘れないようにしてください。

原因3.口内炎が痛くてグルーミングができない

口内炎が原因で毛割れをすることもあるようです。人間でも口内炎ができると痛くて食欲がなくなってしまいますよね。猫も口の中が痛いと食べることだけでなく水を飲むこともしなくなってしまいます。さらに普段から習性で行っているグルーミングができなくなってしまいます。

猫の口内炎は、人間の口内炎に比べると重症であることが多いようです。赤く腫れあがったり潰瘍ができたりすることもあり、猫にとっては痛くてたまらない大問題です。しかも放っておけば治るようなものではありません。猫の口の中に異常が見つかったらすぐに対策する必要があるのです。

原因4.内臓疾患

内臓疾患、特に肝不全が原因で毛割れを起こしている場合もあります。肝不全は猫の死因の第1位ですから飼い主としては注意したいですね。肝臓が正常な働きをしなくなると猫の被毛にも影響が出ます。被毛の劣化によって毛並みが悪くなり、毛割れを起こしてしまうというわけです。

猫が肝不全にかかると毛割れ以外にも様々な症状があらわれます。その中には食欲がなくなったり、元気がなくなったり、下痢や嘔吐を繰り返すようになったり、水をたくさん飲んではオシッコをたくさんするようになったりします。

さらに、重症になると体にむくみができたり痙攣したりするようにもなります。気づいた時には重症で手遅れにもなる厄介な病気です。

肝不全だけでなく、甲状腺機能亢進症や慢性胃腸炎、猫風邪などが原因で内蔵の機能が低下することがあります。やはり被毛に悪影響を及ぼすようになり毛割れが起こることがあるでしょう。

原因5.乾燥

冬場の乾燥しやすい季節に毛割れを起こすことがあります。乾燥していると、被毛がパサついてフケがでたり痒みがひどくて頻繁に掻いてしまったりすると毛並みが悪くなります。部屋の中が乾燥していると猫の被毛に影響が出るので注意が必要です。

猫の水分が不足して体の中から乾燥してしまうこともあります。老化によって水を飲む量が減ってしまうことがありますし、もともと水を飲むことが少ない猫なのかもしれません。水分補給が十分でないと毛割れを起こすことがあります。

原因6.ストレス

もともと警戒心が強い猫は思っている以上に繊細な動物です。人間との生活はいろいろとストレスになることがあり、ストレスが毛並みに影響を与えることがあるようです。

人間の場合もストレスが原因で肌の調子が悪くなることがありますよね。猫も同じでストレスが溜まると毛割れを起こすことがあります。

猫がストレスを感じると、グルーミングをたくさんするようになります。グルーミングは毛並みを整えるだけでなく、心を整える役割も果たします。緊張しているときや居心地が悪い時などにグルーミングをして、自分を落ち着かせているようです。ストレスを感じると自分を落ち着かせようと必死になって過剰にグルーミングをするようになります。

過剰なグルーミングは抜け毛の原因になり毛並みが悪くなってしまいます。もちろん毛割れの原因としても考えることができます。

情報提供元:mofmo
記事名:「猫の毛割れの原因6つを紹介!愛猫の毛が割れたときの対策方法とは