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名称：レークランド・テリア
性格：陽気、勇敢、友好的
寿命：12～15歳
体重：6.8～7.7kg
体高：37cm以下
毛色：ブラック＆タン、ブルー＆タン、レッド、ウィートン、レッド・グリズル、レバー、ブルー、ブラック
値段相場：ペットショップ30～35万、ブリーダー12万～26万、ブリーダー直販のペットショップ14～30万
レークランド・テリアの性格
犬の品種の認定をはじめ、犬種標準の指定を行うジャパンケネルクラブ（JKC）によると、レークランドテリアはフォックスハウンドが作出される以前から狐狩りで活躍していたイギリス原産の犬種で、作業系テリア種の中でも特に古い歴史を持っています。
もともとは害獣を狩るために農家などで飼育されていましたが、レークランド地方の山岳地帯で岩の間に入り込めるような小型で体力のある品種が求められました。
猟犬としての性能を高めるために、オールド・イングリッシュ・ブラック・アンド・タン・テリアとべドリントン・テリアを交配させて作出された犬種がルーツと言われています。
1921年にイギリスケネルクラブで認定され、1934年にはアメリカンケネルクラブでも公式に認められました。
1967年にイギリスのドッグショー「クラフツ」とアメリカのドッグショー「ウェストミンスター・ケネルクラブ」で最優秀賞を獲得し、知名度があがりました。
レークランド・テリアは、陽気で非常に活発なテリア種らしい性格をしています。飼い主に忠実ですが頑固な一面もあるので、根気よくしつけをする必要があります。遊びが好きなので室内でもおもちゃで遊んであげましょう。
レークランド・テリアはテリア種らしい外見をしていて、ウェルシュ・テリアやワイヤー・フォックス・テリアなどの小型のテリア種に似ています。
レークランド・テリアの平均寿命
レークランド・テリアは小型犬で、平均寿命は12～15年ほどです。
2018年のデータでは小型犬の平均寿命は14年ほどなので、レークランド・テリアは小型犬の中でも平均的な寿命です。
レークランド・テリアの平均体重
レークランド・テリアの平均体重は6.8～7.7kgです。オスは7.7kg、メスは6.8kgが理想的な体重です。
レークランド・テリアの平均体高
レークランド・テリアの平均体高は37cmほどで、性別による体高の違いはありません。
レークランド・テリアの人気カット
レークランド・テリアは、オーバーコートがゆるくカールしている硬いワイヤーヘヤーの犬種です。
被毛をキレイに保つために、身体全体の毛を専用のナイフや指で間引く、プラッキング（身体全体の毛を専用のナイフや指で間引く技法）をする個体もいます。
プラッキングは素人には難しいので、プロのトリマーに頼むようにしましょう。
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レークランド・テリアの毛色（カラー）
足先や胸に白い班がある場合も許容されます。
レッド・グリズルはレークランド・テリア以外には認められていない特徴的なカラーです。
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- ブラック＆タン
- ブルー＆タン
- レッド
- ウィートン
- レッド・グリズル
- レバー
- ブルー
- ブラック
レークランド・テリアが成犬になるまでの期間
犬は体の大きさによって成長期の長さが変わります。小型犬のレークランド・テリアは、約8～10か月ほどで成犬になります。
※成犬とは身体的な成長が止まることです。
レークランド・テリアの鳴き声
レークランド・テリアは他のテリア種と同じように警戒心が強く、見知らぬ人に対して吠えてしまうことがあります。来客時に無駄吠えをしないように、トレーニングをしっかりと行いましょう。
レークランド・テリアがかかりやすい病気
レークランド・テリアの子犬がかかりやすい病気| 病名 | 時期や症状 | 治療費 |
|---|---|---|
| 股関節形成不全 | 股関節の異常により、歩行困難を生じる。大型犬に多い。 | 約40万円 |
| レッグペルテス | 大腿骨頭が壊死して痛みを伴う。歩き方が不自然になる、足を上げたままの状態になる。子犬のころに多い。 | 約17万円/片足（外科的治療） |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
レークランド・テリアの成犬がかかりやすい病気| 病名 | 時期や症状 | 治療費 |
|---|---|---|
| 白内障 | 目の水晶体が白く濁り、視力が低下する。加齢によるものが多い。 | 約1万7千円（内科的治療）／約24万円（外科的治療） |
| 緑内障 | 眼球内の圧が高まって視神経に障害が起きる。目が大きくなる、充血しているなどの症状がでたら緑内障の可能性がある。 | 約10万円 |
| 股関節形成不全 | 股関節の異常により、歩行困難を生じる。大型犬に多い。 | 約40万円 |
| 水晶体脱臼 | 水晶体を固定しているチン小帯が断裂し、水晶体がずれてしまう病気。前方に脱臼する場合と後方に脱臼する場合がある。白内障や緑内障と併発して起こることもある。 | 約20～30万円（前方脱臼） |
| フォン・ヴィレブランド病 | 血液中に含まれるフォン・ヴィレブランド因子に異常が発生する遺伝性の病気。血液が固まりづらく出血が止まらない症状が出る。 | 不明 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
気温が22～23度、湿度が60％を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。
ヨーロッパ原産のレークランド・テリアは、日本の高温多湿には弱いので、特に気をつけて様子を見るようにしましょう。暑い時期は日中の散歩を避け、朝夕の涼しい時間帯に充分に水分補給をさせながら散歩をさせてください。
真夏以外でも熱のこもりやすい車内や室内で熱中症になるケースもあるので、室温には気をつけましょう。
レークランド・テリアの体臭
レークランド・テリアはエネルギッシュで行動的な犬種なので、被毛が汚れることがあります。
汚れを放置していると臭いの原因になるので、散歩の後には被毛をチェックしてください。顔まわりに食べカスがついて臭いが発生することもあるので、こまめに拭き取ってあげましょう。
レークランド・テリアの飼い方
レークランド・テリアは小型ですが非常に活発なので、毎日しっかり運動させてあげる必要があります。甘えたがりですが、頑固な一面があるのでしつけは根気よく行う必要があり、初めて犬を飼う方には難しいかもしれません。
暑さに弱いので、室内に小型犬のケージやサークルを置いて飼育しましょう。飼い主と遊ぶのが好きな犬種なので、室内で遊ぶときに足が滑らないようにフローリングにはシートなどを敷くようにしてください。
狩猟犬のルーツがあり小動物を追いかけることもあるので、同じ部屋で小動物を飼育する際には注意が必要です。
ドッグフードの量・回数
子犬と成犬、老犬では必要な栄養素やカロリーが異なるので、ドッグフードは成長に合わせた総合栄養食を与えましょう。
子犬は免疫機能が発達する時期なので、ビタミンEなどを含む抗酸化物質を含んだフードが適しています。骨を発達させるカルシウムやリン、マグネシウムなどがバランスよく含まれているフードもおすすめです。
ただし、成長期に過剰にカルシウムを与えると必要以上に吸収されて成長に悪影響を与えるので注意しましょう。
フードの種類によって給餌量は異なりますが、子犬の場合は1日摂取量を3～4回に分け、ふやかして与えます。成犬になれば基本的は1日2回与えましょう。
フードを与えすぎると肥満になってしまいます。肥満はレークランド・テリアがなりやすい股関節形成不全の原因にもなるので、注意が必要です。
食べさせてはいけないもの
| 犬が食べてはいけない食べ物 | ネギ類全般（にんにく、ニラ、玉ねぎなど）・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類（魚、イカ、タコ、エビ、カニ）・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般 |
| 犬は避けたほうがいい食べ物 | ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず |
上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。
- 柑橘類
- 酢類
- スパイス類
- クセのある葉物野菜
上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。
抜け毛の量
レークランド・テリアは硬いワイヤーのようなオーバーコートと、やわらかいアンダーコートから成るダブルコートの犬種ですが、抜け毛は多くないので週2～3回のブラッシングで充分です。
ブラッシングは主にスリッカーブラシで抜け毛を取り除いて、コームやラバーブラシで被毛を整えましょう。
毛色や質感、皮膚の健康を保つために、プラッキングを定期的にトリマーさんへお願いする場合も多いです。
プラッキングとは、身体全体の毛を専用のナイフや指で間引く技法です。プラッキングをすると、犬にとって良いコートコンディションを保てるようになります。
毛が溜まって不潔になるのを防いだり、抜け毛も減るため家庭での手入れも楽になります。
お風呂の入れ方
レークランド・テリアは月に1回程度シャンプーをしてあげましょう。シャンプーの頻度が多すぎると皮膚が荒れる可能性があるので、散歩などで被毛が汚れた場合は濡れたタオルでキレイに拭き取ってください。
あらかじめブラッシングで抜け毛を処理しておくと、シャンプーをスムーズに行うことができます。
- 子犬はお風呂を怖がる場合があるので、おもちゃを使ってお風呂場に慣れさせてから始めましょう。
- 38度前後のぬるま湯で身体全体を濡らします。顔まわりは目や耳があってデリケートなので、水を含ませたタオルなどで優しく濡らしてあげましょう。
- シャンプーを手で泡立てて、身体→頭の順に優しく洗います。皮膚までしっかりと洗いましょう。
- 頭→身体の順にシャンプーを流します。シャンプーが残っていると皮膚炎になる危険性があるので、しっかり流しましょう。
- タオルで全体的に拭いたら、ドライヤーで完全に乾かします。ドライヤーは犬の身体から30cmほど離して使用してください。
- 38度前後のぬるま湯で身体全体を濡らします。顔まわりは目や耳があってデリケートなので、水を含ませたタオルなどで優しく濡らしてあげましょう。
- シャンプーを手で泡立てて、身体→頭の順に優しく洗います。皮膚までしっかりと洗いましょう。
- 頭→身体の順にシャンプーを流します。洗い流しには注意してください。
- タオルで全体的に拭き、ドライヤーで完全に乾かします。ドライヤーは犬の身体から30cmほど離して使用してください。
最適な散歩時間
レークランド・テリアは必要な運動量が多いので、毎日30分程度の散歩を2回行いましょう。散歩以外にもドッグランなどで定期的に運動させてあげるのもおすすめです。
ただし、見知らぬ人や犬に対して興奮することがあるので、注意しながら散歩や運動をさせるようにしてください。
運動が充分にできていないと、ストレスが溜まっていたずらをしたり肥満になることがあります。肥満になると関節に負担がかかるので、毎日しっかり運動をさせてあげましょう。
レークランド・テリアのしつけ方法
レークランド・テリアはわがままなテリア気質を持っているので、しつけをするのに苦労するかもしれません。飼い主に甘えたがる性格を利用して、褒めながらしつけをするのがおすすめです。
基本的には友好的な性格ですが、知らない人に対して攻撃的になる一面もあるので、子犬のころから社会化期に様々な人や犬に慣れさせたりと、しつけをしっかり行う必要があります。
飼い犬が言うことを聞かないから感情的に怒鳴りつけたり、暴力で押さえつけようとしては「虐待」になります。
犬はトレーニングを重ねることでしつけを覚える生き物なので、根気よく繰り返し教えてください。
トイレのしつけ方
トイレのしつけは、レークランド・テリアを家に迎えてすぐに始めましょう。しつけの開始時期が遅れると、「どこでも排泄して良い」と覚えてしまいます。レークランド・テリアは室内で飼うことが多いので、部屋が汚れてしまいます。
1歳以上のレークランド・テリアにトイレをしつけ直す場合も、子犬と同様の方法でトレーニングしますが、習得に時間がかかる傾向にあります。
多頭飼いの場合は共通のトイレを使う方法もありますが、犬がストレスを感じてしまうようなら個別のトイレを用意してあげましょう。
- サークルやケージに専用のトイレを用意する
- 落ち着かない様子が見えたら排泄をしたがっているので、トイレまで誘導する
- トイレが成功したら大げさに褒めて「トイレで排泄すること＝良いこと」と認識させる
無駄吠えのしつけ方法
レークランド・テリアは、勇敢な性格をしており見知らぬ人や物音などに対して吠えてしまうことがあります。飼い主に甘えたいときや何かを要求して吠えることもあります。
来客時や留守番時に無駄吠えをしないように、吠える原因を明らかにして子犬のころからしっかりとしつけをしましょう。
- 見知らぬ人や犬に対して吠えないように、社会化期から他人や犬に対して慣れさせる
- チャイムなどの音に反応して吠える場合は、わざと原因の音を鳴らしてご褒美を与える
- 飼い主に甘えたり要求をして吠える場合には無視をして「吠える＝構ってもらえなくなる」と認識させる
噛み癖のしつけ方法
ヨークランドテリアは狩猟犬のルーツがあり小型犬ながら顎の力が強いので、噛み癖がついてしまうとケガやトラブルに発展する可能性があります。
甘噛みがエスカレートして噛み癖になることがあるので、子犬のころからしっかりとトレーニングをする必要があります。
歯が生えかけの時期は歯茎が痒く甘噛みをすることもあるので、噛んでもいいおもちゃなどを与えてましょう。
- 甘噛みをしてきたら大きな声で「ダメ」と言う
- 「ダメ」と言いながら、犬が嫌がる大きな音を出す
- 飼い主に構ってほしくて噛んでくる場合は無視をして構わないようにする
待てのしつけ方法
レークランド・テリアは好奇心旺盛で、散歩中に他の犬や小動物に対して興奮してしまうことがあります。興奮したときに落ち着かせることができるように「待て」を覚えさせましょう。
プラッキングをしてもらうために行くトリミングサロンなど、「待て」はさまざまなシーンで活躍するので、子犬のころからしつけを開始しましょう。
- 飼い主の正面にお座りをさせる
- 「待て」と指示して数秒間動かないでいられたら「よし」といってご褒美を与える。
- 「待て」と「よし」の間隔をだんだん伸ばしていきましょう。
留守番のしつけ方法
留守番に慣れていない犬は、不安になると家具を噛んだり無駄吠えをしたり、といった問題行動を起こすことがあります。
特にレークランド・テリアは活動的で体力がある犬種なので、留守番中に動き回ってケガをしてしまうかもしれません。
留守番をさせるシチュエーションは避けることができないので、子犬のころから徐々に留守番に慣れさせていきましょう。
- 留守番中にリラックスして過ごせるケージやサークルを用意する
- 外の物音に対して不安になる場合があるので、あらかじめさまざまな音に慣れさせておく
- 徐々に留守番の時間の伸ばしていく
犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。
でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。
今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。
https://mofmo.jp/article/19619