わんちゃんの反応どんな感じ?
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飼い主さんに忠実なわんちゃんの愛情表現とは非常にわかりやすものです。
しかしそんなわんちゃんが「今日はいつもより少し遠くに座っているなぁ〜」なんて感じたことはありませんか?
いつもは自分の隣に座って体をくっつけてきたり、隣で寝転んだりしているのに、「どうしたんだろ〜」と心配になってしまいます。
そのような時のわんちゃんの気持ちを調べてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
愛犬が飼い主さんから離れて座る時の理由 その1安心感の表れ
飼い主さんの隣でくつろいでいたわんちゃんが、スゥッと立ち上がって少し離れたところに行くことがあります。
なんだか急にいじけてしまったのかな?という感じがするのですが、実は飼い主さんのことを信頼しているからこその行動と言えるのです。
「信頼感があるからこそ、少し離れたところでも大丈夫」とか、「ここにいても飼い主さんに守ってもらえる」という安心感が確信となっているようです。
『なんらかの理由』で座る場所をかえてみたくなったことがきっかけでスゥッと立ち上がって少し離れたところに行ったのでしょう。
基本は安心感からの移動です。
では『なんらかの理由』で場所を変えてみたくなった理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
「愛犬が飼い主さんから離れて座る時の心理その2」以降から『なんらかの理由』を含めた離れて座る理由についてまとめてみたいと思います
愛犬が飼い主さんから離れて座る時の理由 その2お気に入りの場所に座りたい
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愛犬がいつもくつろいでいる定位置や、お気に入りの寝床が飼い主さんから少し離れたところにある場合、移動するかもしれません。
その場所がサークル内の場所であるならとても理想的といえます。
どんな時でもお気に入りの場所があるなら落ち着きのある安定した性格のわんちゃんに育つことでしょう。
わんちゃんにとってハウスとは
「犬は喜び庭かけまわり、猫はこたつで丸くなる……」という歌から犬は開放感のある広いスペースが良いのでは、というイメージをお持ちかもしれませんが、実はわんちゃんにとって狭い場所は安心できる場所なのです。
それは背後から襲ってくるものはないという動物の本能ゆえのようです。
ハウスの大きさは広すぎず狭すぎないことがベストといえます。
屋根があれば光の影響を受けることがないのでより安心しやすい場所といえるようです。
ハウスを準備してくれた飼い主さんへの信頼も大きいはずです。
愛犬が飼い主さんから離れて座る時の理由 その3静かに過ごしたい/落ちついたところで寝たい
このような気持ちは人間にもあることなのでわんちゃんの気持ちもわかるのではないでしょうか。
わんちゃんは飼い主さんに構ってもらったり、遊んでもらったりすることが大好きです。
遊び疲れて眠くなれば落ち着いたところで寝たいと思う気持ちも人間と一緒です。
ですから今まで一緒にいたのに気がついたら離れたところで寝ていた、などということがあればそれは遊び疲れてなのか、何かの音がうるさかったからなのか、それなりの理由があったのでしょう。
わんちゃんの聴覚は優れています。
私たちが大きな音と感じなくてもわんちゃんにとっては煩わしい音であったりということもあります。
その時の状況を今一度思い起こしてみると愛犬の気持ちがわかるかもしれません。
愛犬が飼い主さんから離れて座る時の理由 その4なんらかの気配を感じた
飼い主さんがいるからといって全く警戒心がなくなってしまったというわけではありません。
室内犬であったとしても番犬という意識はなくなってはいないのです。
飼い主さんの横で共にゆったりと過ごしていた時に急に起き上がり離れて窓際や玄関先に行ったのなら、なんらかの気配を感じたのかもしれません。
また、飼い主さんと共にゆっくりとしていたわけではなく、もともと窓際などにいる時など一見日向ぼっこでもしているように見えます。
外を行き交う人々や、車バイクなどに対して吠えるようならとにかく飼い主さんに危害が及ばないように不審者発見に忙しくしているのかもしれません。
わんちゃんの聴覚は人より優れている!
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上記でもわんちゃんの聴覚が優れていることに触れましたが、わんちゃんの聴覚は人間の4倍、つまり4倍遠くまで聞こえるといわれています。
これもやはりわんちゃん本来の本能と関係していることで、野生の生活で外敵から自分自身を守ることなどに必要な能力器官なのです。
もちろん寝ている時にも敏感に反応することはあります。
ですから私たち人間が聞き取れない音をしっかりと拾っているわけです。
愛犬が立ち上がって玄関に行ったと思ったら「ピンポーン」とチャイムがなったという経験もあるのではないでしょうか。
そのような時は警戒心が強まっている時なのかもしれません。
愛犬が飼い主さんから離れて座る時の理由 その5遠くから様子を伺っている
愛犬が少し離れたところから「じーっ」と飼い主さんを見つめていることがありますが、そうしたことにはもちろん意味があります。
その意味について考えてみたいと思います。
飼い主さんを気遣っている
飼い主さんが座って作業をしている場合などは、離れたところから「忙しいのかな?」など行動を伺っている時もあります。
作業などせず、ただ座っている時などは「怒っているのかな?」、「悲しんでいるのかな?」、「喜んでいるのかな?」と感情を読み取っている時もあります。
いずれにしても飼い主さんのことを気遣うわんちゃんが良くすることです。
このような場合は傍に一緒に座りたかったりするのかもしれません。
「おいで」と呼んであげると喜ぶことでしょう。
目は口ほどにものを言う
飼い主さんが座っている少し離れたところから見つめてくる場合、何かしらの要求があるとも考えられます。
わんちゃんにとって目の動きはボディランゲージの一つで感情や心理状態を表しています。
「目は口ほどにものを言う」とはよく言ったもので、わんちゃんは吠えたり飼い主さんに近寄ったりする方法以外、「遠く」から目線で訴えてくることもあります。
訴えの中には「お腹がすいた」、「遊んで欲しい」、「散歩に行きたい」などがあるかもしれません。
可愛い視線で飼い主さんを見つめれば願いがかなうということを学習しているのかもしれません。
ここまでで愛犬が飼い主さんから離れて座る時の理由
その1:安心感の表れ
その2:お気に入りの場所に座りたい
その3:静かに過ごしたい/落ちついたところで寝たい
その4:なんらかの気配を感じた
その5:遠くから様子を伺っている
このような5つの点をあげてみました。
離れていても安心できるという信頼感が土台になっていることがお分かりだと思います。
一緒に座ってくつろぎたいと思っている飼い主さんとは裏腹にわんちゃんにはわんちゃんのやりたいことがあるようです。
信頼しあっているからこそ少しくらい離れても大丈夫と愛犬は思っているようです。
では、逆に愛犬が飼い主さんから離れないという時もあります。
そのような時にはどのような理由があるのでしょうか。