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虐待され攻撃的だと言われたアライグマ。一人の女性と出会い優しい素顔をみせる姿に心打たれる!


 

保護された一匹のアライグマ

過酷な生活を強いられて...


ある日ジョージア州にある動物愛護団体ニューホープ・アニマル・サンクチュアリーの創設者であるマキシーン・ベアードさんの元へジョージア・デパートメント・オブ・ナチュラル・リソーシス(DNR)からある動物の一時的な保護依頼が舞い込んで来ました。

その動物とはアルビノのアライグマ。そして誰も触ることすら出来ないほど非常に攻撃的なアライグマだというのです。DNRは法律上の理由から、このアライグマがどこからレスキューされたのかは明かしませんでした。わかっていることはこの子が他の動物達と共に金属製のケージに閉じ込められ、そのケージの床は金属製の網でできていたため、地に足を着けることもままならい残酷な状態だったということ。

長い間金網の上で生活したせいか、肉球は酷く痛んでおりとても苦しんでいたのです。

更にDNRによると、この4歳ほどのアライグマの元飼い主は、あろうことかこの子を剥製にするために飼っていたのだそう。
出典:https://www.thedodo.com/albino-rescue-raccoon-cuddles-love-2064625340.html

長きに渡りケージに閉じ込められていたアライグマ。これではただの飼い殺しに過ぎません。しかもその目的が剥製とは、元飼い主には強い憤りを感じます。

本当に狂暴なの?


マキシーンさんはこれまでに200頭以上のアライグマを育てて来た経験があったのですが、そんな彼女でもそのアライグマは攻撃的だと聞いたことから今回は最悪のケースになるのではと懸念していました。

しかし、サンクチュアリーに到着したアライグマは狂暴な一面を見せません。それどころか悲しそうで怯えてとても不健康な状態だったのだそう。

「この子は糞尿にまみれて体中にはノミが繁殖していました。窮屈なケージに押し込まれ、掃除もしてもらわなかったのでしょう。お腹周りの被毛はオシッコ焼けだらけだったんです」

アライグマが到着した時の様子をそう話すマキシーンさん。
出典:https://www.thedodo.com/albino-rescue-raccoon-cuddles-love-2064625340.html

病気や怪我で苦しんでいる動物は警戒心が強くなりがちです。攻撃的だったのはこのアライグマがこれまで人間に酷い扱いを受け、数々の痛みや苦しみに耐えて来たゆえではないのでしょうか。

ある日思いもよらない出来事が...


「その頃私はプライベートで色々問題を抱えていて、それでふとアライグマのそばに座って考え事をしていたんです。すると、彼女が私のそばにそっと近づいて来て、私のにおいをかぎ始めたんです。そして小さな手を私の手の上に重ねてくれたんです」

奇跡的なその一瞬のことをマキシーンさんはそう振り返ります。

「彼女は攻撃的どころか今まで出会って来たアライグマの中でも一番やさしいアライグマだったということに気付いたんです」
出典:https://www.thedodo.com/albino-rescue-raccoon-cuddles-love-2064625340.html

環境というものは動物の精神状態に多大な影響を与えるものです。例えば保健所に収容された犬達などは保健所内では威嚇したり、噛みついてきたりととても譲渡に向かないと思われた子達でも、保健所を出て健全な環境に置かれると、その精神状態は激変することもよくあることです。

きっとこのアライグマもサンクチュアリーの素晴らしい環境とやさしい女性の元で心を開いてくれたのでしょう。


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そして二人は...

 
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