はじめに


ニューヨークシティーマラソン、ボストンマラソン、シカゴマラソンと並ぶ全米4大マラソンのひとつに数えられる「ホノルルマラソン」。オリンピックや世界選手権に出場したエリートランナーも参加する人気のフルマラソンにも関わらず、マラソン経験の少ない初心者ランナーの割合が多いこと、日本人参加者が多いことでも知られています。なぜ「ホノルルマラソン」はこんなにも人気なのか? さまざまな角度から、その人気の秘密に迫ります。

ホノルルマラソンが人気の理由▶最高のロケーション


ホノルルマラソンの参加ランナーは、ハワイ州オアフ島ホノルル市のアラモアナ公園を午前5時にスタートし、世界的に有名なワイキキビーチやダイヤモンドヘッドを経て、カピオラニ公園でフィニッシュとなる42.195kmの壮大なコースを走り抜けます。

暗闇のなかでのスタートとなりますが、クリスマス前の街を彩るイルミネーションや盛大な花火がランナーを送り出してくれます。水平線から太陽が姿をあらわす日の出のころ、茜色に輝く海原の美しさにランナーから歓声が沸き起こります。

青い空に青い海、そして眩しいほどの太陽のきらめきを背景に、ゴールを迎えた誰もが涙を流して感動を味わうことができるのが「ホノルルマラソン」の最大の魅力です。

ホノルルマラソンが人気の理由▶完走率は約99%!タイムリミットなし!


フルマラソンといえば、完走時間や年齢制限など厳しい参加資格がある大会もあります。ところが、ホノルルマラソンにはタイムリミットがありません。さらに7才以上なら誰でも参加できることから、親子での参加や初心者ランナーにとって夢のようなマラソン大会となっています。

実際に「マラソンなんて日本でもしたことがないのに、テレビで観てなんとなく参加した」という方もいたり、多くの芸能人がこぞって参加していたりと、多くの人を惹きつけてやまない魅力があります。なかには、10時間以上かけて完走する方がいるため、初心者でも気負うことなく走ることができますよ。

ホノルルマラソンが人気の理由▶ランナー以外も楽しめる充実のイベント


ホノルルマラソンは、マラソン大会というより“マラソン祭り”と言えるほど、マラソン以外のイベントも充実しています。大会の2日前には、世界各国から集まったランナーと地元の方々との交流の場として「ホノルルマラソン アロハフライデーナイト」が賑わいをみせます。

定員は2,200名を予定していますが、マラソン参加者以外も参加OK。ハワイと日本のアーティストがライブを行い、食事を楽しめるイベントとなっています。

また、今回から新イベントとして「ホノルルマラソン10K ラン&ウォーク」が始まります。マラソンのスタート地点からカピオラニ公園までの10kmの道のりを、走るか歩いてゴールするというイベントです。こちらもマラソン同様、完走者または完歩者は完走メダルと完走証がもらえます。

ホノルルマラソンが人気の理由▶新しい自分を発見できる


そもそもホノルルマラソンは、心臓病予防のために“Long Slow Distance”=長い道のりをゆっくり走ろう!という医師の呼びかけによって始まりました。

その精神が毎年集まる約1万人ものボランティアスタッフに受け継がれ、そしてランナーへと思いがつながっていきます。ランナーだけではなく、ボランティアスタッフも沿道で応援する人も全員が励まし合って楽しめるのが「ホノルルマラソン」なんです!

そんな新たな出会いのなかで、人生という名のマラソンをともに走り続けることを決めたカップルも少なくないそうですよ。

◆JALホノルルマラソン2017
開催日時:2017年12月10日(日)午前5:00スタート
競技種目:フルマラソン 42.195km
参加資格:大会当日7歳以上の方
参加料:<フルマラソン/フルマラソン車椅子競技部門>27,000円~、<ホノルルマラソン10Kラン&ウォーク部門>8,000円~ ※別途事務手数料5%。エントリー時期によって金額が異なる
完走記念品:完走Tシャツ・完走メダル・完走証
※日本でのエントリーの最終締め切りは2017年11月17日(金)

おわりに


普通に生きていたら感じられないほどの苦しみを乗り越えた先には、なにが待っているのでしょうか? その答えは、「ホノルルマラソン」に参加した人だけが知ることができます。ぜひ、あなたもチャレンジして自分なりの答えを見つけましょう!



情報提供元: 旅色プラス