ウズハウスプロジェクト実行委員会(代表:沖野充和氏)は、ゲストハウス・カフェバー・イベントスペース・シェアオフィスが一つの建物に入ったシェア型複合施設事業プロジェクトを開始した。所在地は山口県下関市阿弥陀寺町7-8となる。

自身がTV番組で「匠」として紹介されたこともある建築家の沖野充和氏が、プロジェクトリーダーとして直接手掛ける山口県下関市初のシェア型複合施設となり大きな注目を集めている。首相夫人の安倍昭恵さんが全面協力し、5月のグランドオープンを予定している。

ウズハウスの名前には、「下関に面した関門海峡の大きな渦のように渦巻き、交差する場所になるように」という想いが込められている。フランシスコ・ザビエルが訪れ、明治維新の拠点にもなった歴史の深い街、下関。地域活性化のために新たに建物をつくるのではなく、歴史ある建物を新しいアイデアでリノベーションし、そこが「渦の目」となることを目指している。


(ウズハウス実行委員会のメンバー 左:沖野充和さん 左から4人目:安倍昭恵さん)

以前、安倍昭恵さんが経営する東京・神田の居酒屋「UZU(うず)」の設計も手がけた縁もあることから、プロジェクトメンバーに加わり全面協力する。



リノベーション後の6階建てのビルは、1階・2階をカフェバーにし、1階にはゲストハウスの受け付けも置く。カフェバーは基本的なメニューの他に山口県らしさが感じられる、ふぐヒレ酒や地酒、食べ物などを取り揃える。 3階はイベントスペースとし、様々な価値観や趣味を持った人が集い融合して新たな価値観を生み出す場に。 4階は一部をシェアオフィスとしてデザイナーや作家など、異職種の人々が集まり互いに刺激を受け、外部にも刺激を与えられるような面白い場所にするという。

4階・5階が宿泊施設であるドミトリーと呼ばれる相部屋のゲストハウスとなる。6階はゲストハウスの共有リビングキッチンとなり、下関のヒトとモノが集うウズハウスに滞在すれば、下関で押さえるべき魅力のすべてを網羅することができるようなゲストハウスを目指す。

また、今回複合施設となるビルの改修費用等総額1億950万円のうち3,000万円の調達を目的としたクラウドファンディングを「READYFOR」で1月21日(木)に開始した。



関門海峡が一望できる最高のロケーション位置するウズハウスは、6階建て延べ床面積1,000平米の施設で、そこは建物というより「小さな街」と表現するに相応しい空間となる予定。「歴史と現在」が交差し渦となり、「住民と旅人」が交差し渦となり、「アイデアとアイデア」が交差し渦となる「小さな街」がウズハウスということになる。

(写真:ウズハウスプロジェクト提供 文:GuesthousuToday編集長 向井通浩)

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情報提供元: Guesthouse Today