室内には、“スーパーポート”と呼ばれる完全デジタル・インストゥルメント・ディスプレイを装備し、サーキット走行用データロガーである「AMG TRACK PACE」は、80種類以上のデータを1秒間に10回という頻度で蓄積する。速度、加速度などの各種走行データのほか、ラップタイム、セクタータイムも記録。走行中、特定のデータはグリーンまはたレッドで表示されるため、ドライバーは直感的に情報を知ることができる。
メルセデスAMG GT R PROは、エンジンの出力アップに対応すべく新設計のサスペンションを投入。また、エアロダイナミクスのファインチューニングによって強大なダウンフォースを得ている。
AMGバケットシートはカーボン製、5ダブルスポークホイールは鍛造で、これらもラップタイムの短縮に貢献している。さらに「カーボンパッケージ」では、フロントスプリッター、リヤウイング、カーボンファイバーをクリアコートしたディフューザーを装備し、あらゆる箇所にメルセデスAMGのモータースポーツで得たノウハウが反映されている。
11月には、独・ニュルブルクリンク北コースでボディを擬装を施した状態でタイムアタックし、ドイツ人レーシングドライバーのマロ・エンゲルが7分4秒632をマークした。
その模様は、YouTubeで公開されている。