ハイエンドモデルのM8やそれをベースとするレーシングカーM8 GTEも同時開発されており、こちらは軽量化と低重心化を実現するためにアルミやマグネシウム、CFRP素材がふんだんに使用されるという。
室内も伸びやかな外観から想像できるように、最新BMWデザインが奢られ、ライブ・コクピット・プロフェッショナルと称されるインパネやセンターには10.25インチの大型ディスプレイやガラス調のセレクタレバーが備わる。ヘッドアップディスプレイ(HUD)は投影面積を16%拡大した。
当然最新の運転支援システム、ドライビング・アシスタント・プロフェッショナルが装備され、ACCやレーンキープアシストや車線逸脱警報もなど充実の内容となっている。
市販は2018年11月とされ、まずはM850i xDriveクーペMパフォーマンスと840d xDriveクーペの2グレード展開となる。M850iは最高出力530ps、最大トルク750Nmの新開発の4.4ℓV8ターボを、840dは最高出力320ps、最大トルク680Nmの3.0ℓ直6ターボディーゼルをそれぞれ搭載し、組み合わされるトランスミッションは8速AT。0-100km/h加速は3.7秒と4.9秒。燃費は10.5〜10ℓ/100kmと6.2〜5.9ℓ/100kmとなっている。