エフマイナーは、パルマと、トランクルームにおける360度VRを活用した実証事業を開始する。エフマイナーが提供する、高品質な360度VRコンテンツを直感的な操作で制作できるクラウドソフト「3D Stylee(スリーディースタイリー、https://3dstylee.com )」を活用した実証事業になる。

本事業では、360度VRを掲載するオンラインページにおける反響率の向上や、 内見無しでの成約率の向上による業務効率化を主に検証していく。また、トランクルームのVR内覧会をKeepit保木間(東京都足立区保木間三丁目37番4号)にて4月に開催するほか、トランクルームの現地にて営業時間外におけるVR内覧を提供するなど、リアルな場面でのVR活用とオンラインでのVR内覧を組み合わせることでの効果の検証も予定している。




まずは、パルマ社の子会社である日本セルフストレージが運営するKeep itブランドの屋内型トランクルーム2箇所を360度VR化し、2018年の3月、4月の繁忙期における効果を検証していく。その後、この実証結果を踏まえ、将来的には日本全国4000箇所以上のトランクルーム施設情報を掲載するニコニコトランクへのサービス展開を目指す。

キーピット保木間、 キーピット田無向台町の2箇所の屋内型トランクルームのオンライン360度内見が可能となっている。

3D Styleeは、使いやすく高品質、リーズナブルな価格が支持され、不動産業界を中心に500社以上に利用されるサービスに成長してきた。その中で、不動産仲介事業においては、オンライン反響率が2倍、成約率が4割から6割になる、成約における内見の数が8割になる、といった具体的な効果が実感されるようになった。このような実績を踏まえ、今般、トランクルーム業界での360度VRのビジネス利用における実証を行う。今後、3D Styleeは、トランクルーム分野に限らず、様々な分野における360度VRのビジネス利用のプラットフォームとして、更なる発展を目指していく。

2018年4月開催予定のVR内覧会ではエフマイナー開発の折りたたみ式VRグラス「カセット」を使用

2016年のトランクルームの国内市場(屋内・屋外含む)は、2008年比倍増となる500億円となり、2020年には700億円を超える規模へと成長する可能性があるとされている(出典:Annual Supply Survey 2017, 株式会社キュラーズ)。また、店舗数としても全国で8,000店舗と、ファミリーレストランの店舗数約9,400店舗(出典:日本フードサービス協会 外食産業市場動向調査)に匹敵する規模へと増加してきた。そのような中、パルマ社は、セルフストレージ国内の60%以上の事業者にビジネスソリューションのサービスを展開している。トランクルーム業界においても新たな技術を活用した業務効率化や集客支援、成約率向上が求められる中、パルマ社が提供するトランクルーム向けの新たなビジネスソリューションサービス開発の一環として、どこでもかんたんVRの3D Styleeを採用した実証事業を実施することとなった。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 エフマイナー:どこでもかんたんVRの3D Styleeがトランクルームにおける360度VR実証事業開始