東京急行電鉄は、JR北海道、JR東日本、JR貨物と連携し、北海道胆振東部地震の影響を受けた北海道を応援するため、観光振興と地域活性化を目的とした観光列車の走行プロジェクトを進行している。

2020年、伊豆観光列車「THE ROYAL EXPRESS」を使用して道東エリアを中心とした観光資源を体感できるコースを運行する。

本プロジェクトの第1ステップとして北海道での「THE ROYAL EXPRESS」車内サービスの提供に必要な電源車をJR東日本から東京急行電鉄に譲渡された。



7月2日、長野総合車両センターから八王子まで甲種輸送され、7月3日にDE11形2001号機にけん引され、JR横浜線から長津田駅の授受線において東京急行電鉄へ引き渡された。















電源車はJR東日本でジョイフルトレイン「リゾートエクスプレスゆう」に連結し、非電化区間直通運転時のサービス電源供給用で「ゆう」と同じカラーリングのマニ50 2186は通称「ゆうマニ」と呼ばれる。









東京急行電鉄へ引き渡され、7500系総合検測車「TOQi」が連結された。





7500系総合検測車「TOQi」により長津田検車区へ搬入された。

観光振興と地域活性化を目的とした観光列車の走行プロジェクトはJR北海道が運行に関わる業務、着地でのおもてなし体制への協力および全体統括を行い、JR貨物は北海道内で運行する車両を回送運搬、JR東日本は電源車を譲渡、東京急行電鉄が既存の観光列車の提供、運営、販売に携わるという鉄道事業者4社が協力する例のない取り組みである。

(取材協力:東京急行電鉄)



情報提供元: Ex-Train
記事名:「 東京急行電鉄、JR東日本から譲渡された電源車「ゆうマニ」の搬入シーンを報道陣に公開