【連載#02】オールシーズンタイヤのすすめ

ドライ・ウェット・雪道まで

様々な環境を想定した最新タイヤ



YOKOHAMA/BluEarth-4S AW21

ヨコハマ/ブルーアース フォーエス エーダブリュー・ニーイチ





1月より発売が開始されたオールシーズンタイヤ、ブルーアース4S AW21。


商品コンセプトは“雪に強いオールシーズンタイヤ”。ヨコハマのスタッドレスブランド「アイスガード」で培ったスノー技術と、「ブルーアース」のサマー技術を融合。


方向性トレッドパターンや先進技術のコンパウンドには、両者の技術を組み合わせ、バランスの取れたタイヤを実現している。


専用の新開発トレッドパターンのこだわりは、溝とサイプのエッジ量。「アイスガード6」に比べて溝は115%に増やし、ウェット性能を向上。溝とサイプのエッジ量はサマータイヤの「ブルーアースGT」に比べ、167%に増やし、雪上での性能を確保する。


また、ドライ性能に関わるパターン剛性は、エッジ量(溝成分)に相反するものだが、ブロックの倒れ込みを防ぐオールシーズン3Dサイプや、大型ショルダーブロックにより、しっかりとキープ。


もっとも使用シーンの多いドライ路での安心感も高い。


コンパウンドにはシリカ(微粒二酸化ケイ素)を配合し、ポリマー(コンパウンドの母体となるゴム)には、低温でもゴムのしなやかさを維持し、雪上性能をキープする末端変性ポリマーを採用。


さらに、スノーグリップとウェットグリップに関わるポリマーをバランスよく配合させることで、ウェット及び雪上性能を高次元で両立させている。


サイズは現時点で14インチから19インチの19サイズ。CX‐5やCX‐8などSUVの純正同サイズ19インチも用意する。

V字ダイバージェントグルーブと、交差するクロスグルーブにより、柔らかな雪も踏み固めて雪柱を作り、グリップの元となる抵抗を増やす。


サマータイヤ、エコスES31のウェット制動性能を指数100とすると、ブルーアース4Sは指数101とほぼ同等。スタッドレスが弱いウェットでも安心。


幅広トレッドを採用し、広い接地面積を確保。雪上&ウェット性能に寄与する。見るからに溝が多く、雪上路面での効果が期待できる。


トレッドに採用されるコンパウンドは、スノーグリップとウェットグリップをバランスよく高めるために2種類のポリマーを配合。また、末端変性ポリマーを配合することで、シリカ分散を向上させ、ゴムのしなやかさを維持。雪上とウェットでのグリップを高める。




① V字ダイバージェントグルーブ

あらゆる方向からエッジを確保できるV字状のグルーブ(溝)を採用。センターに配置したストレートグルーブから分岐しながら結合することで、雪や水などシーンを問わずに排出できる。

② クロスグルーブ

V字ダイバージェントグルーブと交差する溝。雪柱せん断力が高まり、効率的に排雪、排水する。

③ オールシーズン3Dサイプ

トレッドに刻まれたサイプ(細溝)は溝形状が立体的で、ブロックの倒れ込みを抑制。ドライ路での剛性感を高める。

④ 大型ショルダーブロック

ショルダー部に大型のブロックを採用することで、操縦安定性を向上させる。




問:横浜ゴム タイヤお客様相談窓口 0120-667-520

https://www.y-yokohama.com


スタイルワゴン2020年3月号より



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情報提供元: ドレナビ
記事名:「 メーカー別に全部紹介!【連載#02】オールシーズンタイヤのすすめ_ヨコハマ・ブルーアース4S AW21