ハイブリッドとEVのいいとこ取り!

エコカーに強力なニューフェイス登場!



TOYOTA/PRIUS PHV

トヨタ/プリウスPHV(ZVW35系) 2012年1月デビュー





家庭用電源で充電でき、短い距離ならばEV走行のみでまかなえてしまう。そんなプラグインハイブリッドシステムを搭載したプリウス、プリウスPHV(プラグインハイブリッド)がいよいよ登場する。


これまでも法人リースなどではすでに世に出ていたが、ついに一般ユーザーの元にも届けられることになったのだ。


プリウスPHVが搭載するハイブリッドシステムは、プリウスのリダクション機構付きTHSⅡをベースに開発されたTHSⅡPlug-in(リダクション機構付き)だ。エンジン、モーターは同一だが、家庭用電源や充電スポットなど外部電源からの充電に対応した高効率車載充電器を備えている。


また、プリウスα(7人乗り)に搭載したものよりも効率をさらに高めたリチウムイオンバッテリーを採用した。そのためEVでの走行可能距離および走行性能が大幅に高められている。


EV走行可能距離は、プリウスの約2㎞に対して26・4㎞。最高速度は同55㎞/hに対して100㎞/hだ。いってみればプリウスのEVモードは日常走行の要所要所で少しでも燃費を稼ぐためのEV走行領域を備えているようなもの。


対してプリウスPHVはバッテリー状態が許す限りは純然たるEVと化す、といった違いがある。実用上、この相違はかなり大きい。


それが如実に表われるのが、いうまでもなく燃費性能だ。なにしろ資料によれば、EV走行とハイブリッド走行を合わせたプラグインハイブリッド燃費( 複合燃料消費率)は61㎞/ℓ(!)。これはプリウス「G」グレード/「S」グレードの30・4㎞/ℓ(JC08モード)の約2倍という数値。さらにハイブリッドのみの燃費性能でも前記プリウスを上まわる31・6㎞/ℓ(同)をマークしている。


仮にEV走行が可能な距離26・4㎞以内しか走らずに充電だけを行っていればガソリン燃料の消費はゼロ。それが現実的な使い方かどうかはユーザーに委ねられるが、可能であることは確かだ。なんとなれば1年間以上給油していない、なんてユーザーがいても不思議なことではないかもしれない。


バッテリーの充電状態に問題が無ければ、基本的に発進時はEV走行になるが、EV/HVのモード切り替えスイッチがあるのでドライバーの意志で双方切り替えて走行することが出来る。PHVならではのモード切り替えだ。


充電は専用ケーブルを使用するが標準装備されるのはAC200V用。ご存じの通り、一般家庭の場合はAC100V電源なのでAC200Vを使用するためには工事が必要になる。ただAC100V用のケーブルもオプションで用意されている。200Vでの充電時間は約90分、100Vでは約180分だ。


充電状態の表示やタイマー充電のセットなどをスマートフォンを通じて確認・操作ができる「eConnect」をはじめとする5つのパッケージサービス「PHVドライブサポート」は3年間無料で利用できる。


専用のリアコンビネーションランプを備えるなど、プリウスとは差別化を図ったプリウスPHVのリアセクション。フロントでは専用クロームモールやブルー加飾の専用ヘッドランプが装備される。


ガソリンエンジンはプリウスと同様の低燃費・低エミッションを実現した1・8ℓユニットを採用。


充電リッドはボディ右サイドにレイアウト。AC200V用の充電ケーブルが標準装備される。満充電は約90分。AC100V電源(専用ケーブルはオプション)では約180分となる。


「パワーモード」「エコドライブモード」「EV/HVモード切替えスイッチ」の3つのモードスイッチを用意。状況に合わせたドライブが可能だ。


プリウスと共通イメージのコクピットだが、ステアリングなどの加飾部はより立体感を強調。さらに上質で華やかなインテリアとした。




全車に「快適温熱シート」を標準装備。運転席と助手席を独立してコントロールできるほか、High/Lowの2段階切り替えも可能だ。


ラゲッジエリア下に収めるバッテリーパックの小型化を実現。量販化に向けラゲッジ容量をプリウス同等の443ℓにまで拡大した。




センターメーター内にはEV走行をサポートする16階調のエコドライブモニターを設定。





※記事の内容、価格、スペック等は2012年1月のデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。


※スタイルワゴン2012年1月号より


[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]



情報提供元: ドレナビ
記事名:「 トヨタ・ZVW35系プリウスPHV(2012年1月〜2016年12月)|中古車選びに役立つ「当時モノ」新車レビュー