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だから、新車の見積もりをもらったり、保証とかサービスをしてもらった経験がないのでまったく理解できない。その反面、中古車販売店や修理工場には勝手に入り浸って仲良くしてもらっていた。新車が欲しくなかったわけではないのだが、それ以上に旧いクルマの方に興味があったというのが正直な感覚だ。
*古い画像のため低解像度のものも含まれているが、そこはご容赦いただきたい
最初のフォルクスワーゲンは1969年式のType-Ⅰ(ビートル)だった。このクルマを買ったお店は、どちらかというと販売に徹する感じだった。このクルマを手に入れたときはまだ1年車検だったので、少なくとも年に1回以上は店に行っていた。近くを通ったときには、お店の方と並んでいる販売車両を眺めて、ああでもない、こうでもないといった会話を楽しんだりもした。しかし、入り浸るというほどではなかったように思う。
そのあと、カルマンギアを買ったお店は、独立したばかりだったことや、店主の方と年齢が近かったからだろうか。クルマを注文してから納車されるまで、週末になるとお店に通い、自分のクルマの完成に向けた作業を手伝ったりしていた。クルマが納車された後も、用もないのに時々お店に行ったり、工場の壁のペンキ塗りを手伝ったり、しばらくは入り浸っていた。この店を通じて、普段の仕事では知り合わないようなお客さんと仲良くなったり、一般ユーザーでは知らずに終わってしまうこともたくさん教えてもらった。
当時、フォルクスワーゲン関連のイベントがあると、他のお客さん達といっしょに参加して会場でBBQをしていた。クルマのイベントに行き、単にクルマを眺めるのではなく、BBQをして仲間としゃべるという楽しみ方がを知ったのもこのお店のおかげだった。