梅雨の足音が聞こえてきそうなこの時季になると、ぷっくり膨らむ梅の実。梅は奈良時代前に中国から伝えられ、梅干しは食中毒や感染症に有効な薬として古くから重用されてきたそう。現代でもお弁当のご飯の真ん中に梅干しを乗せた“日の丸弁当”が、食中毒予防に効果がある……と言われています。

さて、今年はそんな梅干しを手作りしてみませんか? 心が湿りがちな梅雨に楽しく取り組める「梅仕事」。

そこで今回は、まずは「梅狩り」に出かけましょうということで、梅狩りスポット西日本編をご紹介しましょう!

梅の実は甘く爽やかな初夏の香り♪


泉谷(いずたに)観光農園/奈良県五條市

奈良の吉野町といえば桜!……が有名ですが、実は梅の一大産地でもあるんです。 泉谷観光農園は、できるかぎり農薬を使わない減農薬栽培で梅を育てる観光農園で、6月の土日のみ梅狩り体験を実施しています。果肉が厚く、果汁が多い「白加賀」と、果肉が柔らかく種が小さい「南高」の2品種で、収穫した梅は1kgまで持ち帰り可能。ただし、梅狩り体験は完全予約制ですので、オフィシャルサイトを確認のうえ、必ず事前予約のうえお出かけください!

泉谷観光農園

■所在地 奈良県五條市西吉野町湯川950

■アクセス 【電車】JR「五条」駅より車で約15分

■期間 6月2日(土)~6月30日(土)の土日 ※完全予約制

■料金 高校生以上1000円、小・中学生800円、未就学児無料

■詳しくは泉谷観光農園オフィシャルサイトをご確認ください

いきなり梅干しはハードルが高い……という方には、簡単で美味しい手作り梅酒がおススメ!


あんちん/和歌山県日高郡

道成寺は「今昔物語」に登場する僧・安珍(あんちん)と、清姫(きよひめ)伝説の舞台となった古刹。その門前に店をかまえる「レストランあんちん」は、クエやイベリコ豚、ホロホロ鳥を使った料理が評判のレストラン……なのですが、四季折々の味覚狩りも手がけています。

梅狩りは例年6月に実施。「南高」を1㎏まで持ち帰ることができます。梅狩りの他にもいちご、トマト、甘夏、メロン、巨峰、柿などの収穫も体験できますので、実施時期をご確認くださいね!

あんちん

■所在地 和歌山県日高郡日高川町鐘巻1745-3

■アクセス 【電車】JR紀勢本線「道成寺」駅より徒歩3分 【車】湯浅御坊道路「御坊IC」から約5分

■期間 6月

■詳しくは有限会社あんちんオフィシャルサイトをご確認ください

果肉が厚くて柔らかい南高梅は梅干しにぴったり!


満汐梅林/広島県三原市

満汐梅林は、農薬や化学肥料を使わずに梅栽培をしている「安心!広島ブランド」の特別栽培認証園。約1000本の「南高」が5月下旬から収穫期を迎え、梅狩り体験を楽しむ人々で賑わいます。抵高栽培なので子どもも無理なく摘み取れますし、事前に予約すれば摘み取った梅をジャムやジュースに加工する体験もできますよ♪ 梅の実を持ち帰る方にはレシピのプレゼントもあります。ぜひ満汐梅林の安心・安全な梅の実で、美味しい梅干しや梅シロップなどを作ってみてくださいね!

満汐梅林

■所在地 広島県三原市深町1816

■アクセス 【電車】JR「三原」駅よりバスにて「如水館」停下車、徒歩10分 【車】山陽道「尾道IC」より7分

■期間 5月下旬~6月中旬※梅の実がなくなり次第終了

■料金 1kg380円 ※5kg以上の場合は1kgサービス

■詳しくは万汐農園オフィシャルサイトをご確認ください

今年は梅干しの手作りにもチャレンジしちゃう!?


いなべ市農業公園(梅林公園)/三重県いなべ市

農業用地を利用して造られた公園「いなべ市農業公園」は、都市在住者と農村在住者との交流や農地再利用、特産品開発等を通して、地域活性化に一役買っています。

敷地内に広がる梅林公園は38ヘクタール。広大なエリアに4500本もの梅の木が栽培されていて、梅狩りが楽しめる梅林の他、早春には一面ピンク色に染まる梅苑も。収穫できる梅は「南高」「白加賀」「豊後」など。「梅のもぎ取り体験」の開催日には一日先着1000名限定で「梅ジュースづくり体験(1300円)」もできますよ♪

いなべ市農業公園(梅林公園)

■所在地 三重県いなべ市藤原町鼎717

■アクセス 【電車】三岐鉄道「阿下喜」駅より車にて20分 【車】名神高速「関ケ原IC」より40分

■期間 6月23日(土)、24日(日)限定 ※8:00~15:00、梅の実がなくなり次第終了

■料金 3㎏1000円※6㎏まで持ち帰り可能

■詳しくはいなべ市農業公園オフィシャルサイトをご確認ください

春には一面ピンク色に染まる、いなべ市農業公園

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 梅干し・梅ジャム・梅ジュース♪さぁ、梅狩りに出かけよう!~西日本編~〈レジャー特集|2018〉