気になる年末年始の天気。関東は晴れる日が多く、冬とは思えないような暖かさの日も。ただ、31日(日)大晦日は雨や風が強まり、グッと寒くなりそう。寒暖差にご注意を。

●12月28(木)~1月3日(水) 大晦日は各地で雨 風も強まる

関東の年末年始の注意点は、31日(日)大晦日の雨と寒暖差です。

関東は、明日28日(木)の午前中は沿岸部で雲が広がりやすいものの、30日(土)にかけて晴れるでしょう。29日(金)と30日(土)の最高気温は15℃くらいまで上がる所が多く、日差しのもとでは暖かく感じられそうです。大掃除日和になるでしょう。

天気が崩れるのは、31日(日)大晦日。前線を伴った低気圧が本州付近を通過するため、雨や風が強まるでしょう。最新の予想では、南部の雨は午前が中心となりそうです。北部も午後は雨の範囲は狭くなるものの、次第に寒気が流れ込むため、標高の高い所では雪に変わるでしょう。雨の影響で、日中はあまり気温が上がらず、空気が冷たく感じられそうです。

●初日の出は? 三が日の天気

1月1日(月)元日は晴れる所が多く、雲の間からでも初日の出を拝めるチャンスはあるでしょう。最高気温は、南部で13℃~14℃まで上がる所もありますが、北風で体感温度が下がります。初日の出や初詣でお出かけの際は、風を通しにくいアウターなどで対策をしてください。

2日(火)は穏やかに晴れるでしょう。朝は放射冷却が強まって底冷えとなりますが、日中はお正月とは思えないような暖かさになりそうです。3日(水)も日差しが届きますが、沿岸部はにわか雨にご注意ください。

●1月4日(木)~9日(火) しばらく晴天続く

1月4日(木)以降は晴れる日が多く、春先のような陽気が続くでしょう。7日(日)の最高気温は横浜で16℃と、昼間は冬のコートが邪魔になるくらいの気温になりそうです。最低気温も平年より高い日が多いですが、内陸では氷点下まで下がる所もあり、一日の中での気温差が大きいでしょう。8日(月)成人の日は沿岸部で雲が多めですが、青空に晴れ着が映えそうです。9日(火)は、雨や雪が降るでしょう。

まだ予報には幅がありますが、1月上旬にかけては冬型の気圧配置は続かず、寒気が流れ込んでも一時的となりそうです。ただ、低気圧のコース次第では雨の範囲や降るタイミングが変わりますので、最新の予報をご確認ください。

●気温と服装の目安

上の図は、気温と服装の目安です。気温が10℃を下回ると「冬のコート」が必要なくらい。気温が15℃を超えると、セーターでは少し暑く感じるくらいとなっています。

年末年始は、全国的に平年より気温が高い傾向です。帰省や旅行などで外出や移動が増える時期。お出かけ先の天気や気温もチェックして、調節しやすい服装を心がけましょう。人によって、寒さや暑さの感じ方が変わりますが、服装選びの参考にしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士