今夜にかけて、東北は暴風に警戒が必要です。3連休は、あす7日(土)は、北海道や東北の日本海側は断続的に雨で、土砂災害に注意、警戒。関東から近畿は秋晴れのスタートとなります。8日(日)から9日(月)は、西から雨のエリアが広がって、太平洋側ほど雨量が増える所も。

●北海道や東北で台風並みの暴風 最大瞬間風速30m/s前後 今夜まで暴風警戒

きょう6日(金)は、千島近海には発達した低気圧があり、日本付近は北日本を中心に、西高東低の気圧配置が強まっています。
北海道や東北は沿岸部を中心に、非常に強い西よりの風が吹き、断続的に横殴りの雨になっています。

きょう6日(金)午後5時30分までの最大瞬間風速は、北海道のえりも岬で37.5m/s、青森県八戸市で30.7m/s、山形市酒田市の飛島で30.4m/s、北海道室蘭市で29.8m/sなど、車の運転が危険なくらいの非常に強い風を観測しました。

午後5時30分現在、青森県、岩手県と秋田県の沿岸に「暴風警報」が発表中です。
北日本は今夜にかけて風の強い状態が続く見込みです。暗い時間になりますので、むやみな外出をせず、暴風や高波に引き続き、警戒、注意してください。

また、北海道や秋田県、山形県などで局地的に雨が強まり、雨量が増えている所があります。午後5時30分現在、秋田県には「大雨警報」が発表中です。これまでの雨で地盤の緩んでいる所があります。あす7日(土)夕方にかけて、大雨による土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒してください。

●3連休初日 関東~近畿は秋晴れでスタート

3連休初日のあす7日(土)は、北海道や東北の日本海側、新潟県は断続的に雨で、雷を伴う所もあるでしょう。暴風のピークは超えますが、まだ強風や高波に注意が必要です。

東北の太平洋側や関東から近畿にかけては秋晴れとなるでしょう。北陸や中国、四国はくもったり晴れたりで、九州は雲が多く、夜は所々で雨が降りそうです。沖縄は曇りや雨でしょう。

最高気温は関東から九州で25℃前後で、昼間は半袖でも過ごせるくらいですが、朝晩はもう1枚羽織るものがあると良さそうです。東北や北陸は22℃くらい、北海道は20℃に届かず、昼間も上着が必要でしょう。

●8日(日)~9日(月) 太平洋側ほど雨強まる 警報級大雨の恐れも

あす7日(土)には、東シナ海に前線が発生し、8日(日)から9日(月)にかけて、西日本から東日本の太平洋側にのび、次第に北上するでしょう。

あさって8日(日)は、西から雨の範囲が広がる見込みです。
朝には九州は広く雨で、午後は近畿や東海まで雨の範囲が広がるでしょう。

9日(月)には、関東や東北まで雨のエリアが広がりそうです。
太平洋側ほど、活発な雨雲がかかりやすく、警報級の大雨となる恐れがあります。

きょう6日(金)午後5時30分現在、大雨警報が発表される可能性が、8日(日)は鹿児島県と宮崎県で「中」と出ていて、9日(月)は、東京都(伊豆地方)、神奈川県、千葉県、茨城県で「中」となっています。

まだ雨の強まる時間帯など、予報にブレがありますので、最新の情報をご確認ください。
雨が強まる時間帯などを確認して、3連休は安全な行動をとってください。

また、雨が降る日は、日中もかなり冷えそうです。東京都心は9日(月)の最高気温が11月並みで日中も上着がないと肌寒いでしょう。服装にも気をつけてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士