北海道の渡島地方の松前と、檜山地方の奥尻空港では、昨夜から今朝にかけての最低気温が

25度を下回らず、熱帯夜となりました。道内での9月に熱帯夜が観測されるのは8年ぶりのことです。

(熱帯夜とは、夜間(前日午後6時~当日午前6時)の最低気温が25度以上のことを言います。)

なお、数値は速報値で、後日修正される可能性があります。



●今回も8年前も原因は台風


今回の熱帯夜の原因は、台風10号が北海道の西を進み、台風に向かって暖かい空気が

流れ込んだためです。8年前の2012年の9月17日から18日にかけて道内で観測された

熱帯夜も渡島地方の松前でしたが、この時も台風が北海道の西を進み、

今回と同じような要因で夜間の気温が下がらず熱帯夜となりました。


●今日(8日)日中も厳しい残暑 札幌は記録的な暑さに


今日(8日)も道内の日中は、広い範囲で真夏並みの暑さとなり、残暑が厳しくなるでしょう。旭川では32度、札幌では33度まで上がる見込みです。札幌で33度まで上がると、9月としては観測史上最も高く、記録的な暑さとなります。また、道内には高温注意情報の発表されている地域があります。こまめに水分をとり、室内ではカーテンで日ざしを遮るなど、熱中症に十分に注意して下さい。


情報提供元: tenki.jp日直予報士