九州南部から近畿を中心に活発な雷雲が連なっています。レーダーなどの解析雨量では和歌山市付近で1時間に70ミリの非常に激しい雨が降りました。



●線状の雷雲


きょう(7日)は、低気圧や前線が日本付近を進み、雨雲の元となる暖かく湿った空気が流れ込んでいます。九州南部から東北南部にかけて広く雨雲がかかっています。特に九州南部から近畿にかけて活発な雷雲が線状に連なっており、落雷も多数観測し、非常に激しい雨が所々で降っています。

レーダーなどによる解析雨量では、和歌山市付近で10時までの1時間に約70ミリの非常に激しい雨が降りました。SNSによると和歌山県内などで道路などの冠水の報告が多数よせられています。

アメダスの1時間降水量は高知県馬路村魚梁瀬(やなせ)では60.5ミリ(午前7時半まで)、安芸市では58.0ミリ(午前6時55分まで)、山口市では52.5ミリ(午前6時14分まで)の非常に激しい雨が降りました。

アメダスの12時間雨量は高知県馬路村魚梁瀬(やなせ)では192.0ミリ(午前11時40分まで)、熊本県多良木町で176.5ミリ(午前11時40分まで)を観測。山口市では142.5ミリ(午前10時半まで)と今年一番の雨量となっています。


●引き続き警戒を


九州や中国は昼過ぎまで、四国は夕方まで、近畿は夜の初め頃にかけて局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。東海はあす(8日)未明にかけて、関東は明け方にかけて大気の状態が非常に不安定になり、活発な雨雲のかかる所がありそうです。浸水害、河川の増水や氾濫、土砂災害、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意、警戒して下さい。


情報提供元: tenki.jp日直予報士