2020年12月16日
株式会社SYNCHRO

在宅高齢者に必要な限定訪問者管理用 「AIコンシェルネットシステム」の試作版を完成


 株式会社SYNCHRO(シンクロ/代表取締役:室木勝行)は、在宅高齢者に必要な限定訪問者管理用「AIコンシェルネットシステム」の試作版を完成させました。

 
 今後日本の高齢化は進み、2025年以降の75歳人口は18%の2179万人に達し、5人に1人が一般高齢者という状況になります。このような超高齢化社会に突入するということは、高齢者施設だけでは対応することが出来なくなることを意味し、ますます在宅での介護が必要となります。これからさらに一人暮らしのお年寄りも増え、セキュリティや利便性の面での課題解決が急務となっています。
 
 こうした超高齢化社会を迎える我が国の在宅介護環境における、従来の鍵による玄関アクセスの慣行に潜む諸課題(鍵の紛失・盗難、不正使用や“なりすまし”等による侵入者の危険性)を解決するため、当社はAIコンシェルネットシステム(許可された訪問サービス提供業者のみ契約日時に、安全かつ安心に玄関の開錠を自動制御するシステム)の開発に2019年1月より着手いたしました。
 そしてこのたび、生体認証入退室システム等で培った本人認証技術を活用し、通信ネットワーク上で高レベルの通信セキュリティを実現する「KATABAMI」(*注1)を実装して、試作版を完成させました。
 
 AIコンシェルネットシステムは、公益財団法人東京都中小企業振興公社の「平成30年度第2回 革新的サービスの事業化支援事業」の助成金を活用して完成させたもので、「情報システム学会 第16回全国大会」において当社代表室木により研究発表もなされております。
 また、株式会社ユニマット リタイアメント・コミュニティ(本社:東京都港区、代表取締役社長:中川 清彦)様が提供する定期巡回・随時対応型訪問介護サービスにおいて2019年12月より実証実験を実施しております。
 
 今後は訪問介護サービスのみならず、警備関連企業様との提携も見据え、ホームセキュリティサービスなどにも展開していく予定です。
 あわせて、AIコンシェルネットシステムに実装されている「KATABAMI」を搭載した次世代IPカメラシステムやIP電話システムなども順次製品化する予定です。

 当社は、「あくなきパーフェクトアクセスコントロールの追求」を企業理念として掲げて事業活動を行っております。 
 AIコンシェルネットシステムによって、在宅介護訪問サービスを受ける高齢者の方が安全・安心にサービスを受けられることに貢献していく決意です。

(*注1)
 IPアドレス「IPv6」と暗号鍵に数学的な関連を持たせて“なりすまし”を抑止するオープンソース・ソフトウェア「Cjdns」、「Yggdrasil」を組み込み、高レベルの通信セキュリティを実現したシステム。効率的かつ高度な暗号化技術を用いているため、安全性が高く、“乗っ取り”や“なりすまし”、“中間者攻撃”といったサイバー攻撃の対策にも有効。

【お問合わせ先】
株式会社SYNCHRO 管理・支援部 大竹 邦弘(おおたけ くにひろ)
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-10-9 九段VIGAS 5階 
TEL:03-4570-3291  Mail:otake@udc-synchro.co.jp     
HP:https://www.udc-synchro.co.jp/

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 在宅高齢者に必要な限定訪問者管理用 「AIコンシェルネットシステム」の試作版を完成