2020年5月20日



株式会社 明治



世界でひとつの粉ミルクの成型技術を活用した事業提携

ダノンとの欧州市場向け粉ミルクキューブ製造に関する事業提携のお知らせ



 株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、ダノンと欧州市場向けキューブタイプの粉ミルク製造に関する事業提携を行うことについて基本合意契約を締結しましたので、お知らせいたします。

 粉ミルクカテゴリーのリーダーであるダノンの専門栄養食品事業部門との事業提携を通じ、海外における当社栄養事業の拡大を加速し、明治グループ2026ビジョンで掲げる海外売上高比率20%の実現に向け、当社海外事業の一層の拡大を目指してまいります。

 また、本事業提携の推進を主な目的とし、欧州に明治フードヨーロッパ(仮称)を設立しますので、併せてお知らせします。



1.事業提携の概要

 事業提携は、欧州市場でのキューブタイプの粉ミルクカテゴリーについて、当社とダノン社との間で独占契約を結ぶものです。当社がキューブの製造技術を提供し、ダノン社が同社ブランドのキューブタイプの粉ミルクを欧州にて発売します。2020年度の第4四半期より、欧州の特定の販売流通店舗でテスト販売を開始する予定です。1年間の販売の後、さらなる事業提携の継続と拡大の可能性を両社で評価します。



2.欧州での販売における商品供給体制

 ダノン社の粉ミルクを当社の独自技術によりキューブタイプの製品へと加工し、販売を開始します。2020年度中にはダノン社の欧州における粉ミルク工場内に、キューブタイプ粉ミルクの生産設備を導入し、柔軟な生産体制の構築を図る計画です。



3.設立する会社の概要

社名:明治フードヨーロッパ(仮称)

設立(予定)日:2020年6月

会社所在地:オランダ

主な事業の概要:欧州におけるキューブタイプ粉ミルクの生産技術支援および生産設備の管理。また、ダノンとの本事業提携以外にも、当社として、欧州における他カテゴリーの市場性の検討やその他市場情報の収集等を行う。



【ご参考】

●ダノンについて http://www.danone.com

 ダノンは、「より多くの人々に食を通じて健康をお届けする」という企業理念を掲げ、チルド乳製品と植物由来の製品、ウォーター、専門栄養食品をあわせた3事業を展開する飲食業界のグローバル・リーダーです。世界120以上の市場で事業展開し、全従業員は10万人を越えます。2019年の売上高は253億ユーロであり、専門栄養食品事業はダノン全体の売上高の内、約30%をしめています。ダノンは乳幼児向け食品市場においてリーダーであり、世界第2位の市場ポジションにいます。ダノンには、国際的に認知度の高いブランド(「アクティビア(日本では「ダノンビオ」として販売)」「アクティメル」「アルプロ」「アプタミル」「ダネッテ」「ダノニーノ」「ダニオ」「エビアン」「ニュートリシア」「ニュートリオン」「ボルヴィック」など)や、ローカルブランド(「アクア」「ブレディナ」「ボナフォン」「カウ・アンド・ゲート」「ホリゾーン オーガニック」「マイゾーン」「オイコス」「プロストヴァシキーノ」「シルク」「ヴィーガ」など)があります。ダノンは、NYSEユーロネクスト・パリ証券取引所と、米国預託証券プログラムを通じて、OTCQXに上場しています。



● 当社キューブタイプの粉ミルク商品の概要

 当社は社会課題の一つである「育児負担の軽減」の解決を目指して、2007年から世界初※のキューブタイプの粉ミルク「明治ほほえみ らくらくキューブ」、2009年からは「明治ステップ らくらくキューブ」を発売しております。「計量がいらない」、「粉がこぼれない」などの利便性をご評価いただいており、育児サポート商品として子育て中のお母様を始め多くのお客様にご愛用いただいています。また、現在、台湾、ベトナム等においても、当社埼玉工場からの輸出品としての販売を行っています。

※当社調べ(2007年10月時点)





情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 ダノンとの欧州市場向け粉ミルクキューブ製造に関する事業提携のお知らせ