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取得価額は、概算約1,243億円。
日本製紙は、連結子会社であるオーストラリアン・ペーパー社(豪州メルボルン市、AP社)または新設立AP社子会社を通じて対象資産を買収する。
日本製紙グループは、パッケージ、家庭紙・ヘルスケア、ケミカル、エネルギー、木材の5つの事業を成長分野として位置付けて展開している。特にパッケージ分野では、紙素材について、原紙の生産から加工にわたるバリューチェーンと事業の拡大に取り組んでいる。
オローラ社は、板紙パッケージ部門において、古紙回収から、段ボール原紙製造、段ボール工場、パッケージング関連資材・サービスの提供に至るまで一貫して展開しており、豪州・NZにおいて高い市場シェアを確立している。
AP社が製造する段ボール原紙および製袋用クラフト紙の主要顧客であり、長年にわたり取引関係にある。
本件により、日本製紙は、オセアニア地域において、一貫体制の段ボール事業に進出する。AP社とのシナジーを発揮し、自社グループのパッケージ事業のさらなる展開を推進する。
【ニュース提供・日本M&Aセンター<2127>】
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