三城ホールディングス<7455>は15日、2018年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比1.1%増の504.06億円、営業利益が2.70億円(前期は4.00億円の損失)、経常利益が4.63億円(同6.16億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が11.60億円(同17.21億円の損失)となった。

国内の主要子会社である三城は、コンセプトを明確にした上で、地域に合わせた改装を行った店舗は好調であり、今後も既存店舗の改善をすすめていくが、特に店舗数の多い郊外独立店舗の改革が課題であったため、検討を重ね、ようやく方向性が見えてきたところである。

またあわせて、マーケットの変化した立地にある不採算店舗の閉店や移転なども積極的に行い、店舗数は純減しているが、一店一店のサービスの向上と効率化を図った。

さらに、補聴器のPB商品の開発による、潜在需要が見込まれるシニアマーケットに向けた提案や、健康、美容に 関する商品の拡充を続ける一方、医療関連業務サポート事業にも取り組み始めている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 三城ホールディングス---店舗のサービス向上と効率化により営業利益・経常利益ともに黒字転換