ダイコク電機<6430>は13日、2018年3月期第3四半期(17年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.2%減の279.84億円、営業利益が同17.3%減の14.48億円、経常利益が同15.0%減の16.05億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同21.2%減の9.58億円となった。

情報システム事業の売上高は前年同期比9.5%減の203.71億円、セグメント利益は同25.9%減の23.72億円となった。情報公開端末の入れ替え提案や、新製品「BiGMO PREMIUM2」及び「IL−X3」の販売開始の効果もあり、各種の情報公開端末の販売は堅調に推移しましたが、前年同期に比べて新規出店が減少したことなどにより、大規模工事を必要とするCRユニットVEGASIAシリーズ、及び景品顧客システムの販売台数が前年同期を下回った。

制御システム事業の売上高は同29.9%減の76.53億円、セグメント利益は3.43億円(前年同期は1.14億円の損失)となった。遊技機市場全体の新台販売台数が低調に推移するなか、規則改正の影響による遊技機メーカーの販売戦略の変更に伴う販売時期の延期等により、表示ユニット及び制御ユニットの販売台数が前年同期に比べ大幅に減少した。また、当事業の販売戦略の見直しに伴い、研究開発費等、販売費及び一般管理費が前年同期に比べ減少した。

2018年3月期通期については、売上高が前期比4.2%減の390.00億円、営業利益が同24.0%増の13.00億円、経常利益が同5.4%減の13.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同59.1%増の8.00億円とする期初計画を据え置いている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ダイコク電機---3Q減収となるも、情報公開端末の販売は堅調に推移