週明け5日の米国市場は、NYダウが767.27ドル安の25717.74、ナスダック総合指数が278.03pt安の7726.04と急落し、シカゴ日経225先物も大阪日中比350円安の20240円と大幅安。6日早朝の為替は1ドル=105円60銭台と、昨日大引け時点から30銭ほど円高方向に振れてきている。本日の東京市場は、米国株主要3指数の大幅急落を受けて全面安の展開が予想される。任天堂<7974>やソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>など前日に売り物が膨らんだ銘柄の一段安が予想される。米10年債金利など海外長期債の利回り低下が進行したことで、利ざや幅の縮小懸念から三菱UFJ<8306>をはじめとする大手金融株も軒並み下落しよう。一方、円相場が高止まりするとともに、原油価格が下落しており、ヤマトHD<9064>、セイノーHD<9076>など円高・原油安メリット銘柄については散発的に買われる可能性がある。また、世界的な長期金利低下から、少しでも利回りを求める動きによってREIT市場も底堅く推移すると考えられる。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたアリアケ<2815>、武田<4502>、全国保証<7164>、いすゞ<7202>、トヨタ<7203>、東京建物<8804>、NTTデータ<9613>などに注目。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:全国保証や東京建物に注目