23日のニューヨーク午前の外為市場でドル・円は、110円11銭から109円57銭まで下落した。米中通商摩擦の激化懸念が強まったほか、欧米PMI低下で世界的な景気減速懸念も再燃し、欧州株全面安、米株大幅安、原油価格急落、米10年債利回り急低下(2.31%台)を受けて、ドル売り、円買いが優勢になった。

 ユーロ・ドルは1.1107ドルまで下落後、1.1173ドルまで上昇。独IFO指数やユーロ圏PMIの低下を受けたユーロ売りが先行後、米国のPMIや住宅指標の低下を受けたドル売りで買いに転じた。ユーロ・円は122円65銭から122円15銭まで下落した。

 ポンド・ドルは1.2624ドルから1.2684ドルまで上昇。英国の合意なきEU離脱懸念によるポンド売りが一服し、買い戻された。ドル・スイスフランは1.0095フランから1.0037フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:【NY午前外為概況】ドル・円は109円57銭まで下落