こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

6/7付の「DailyOutlook」では、予想配当利回りについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『「1株当たり予想年間配当金÷株価」で計算される予想配当利回りは、株価が下がると上昇する。配当や利子など資産を保有することで得られるインカムゲインに着目すると、株式市場の下落局面において、株式への投資妙味は債券などと比べて増す。つまり、予想配当利回りは株価の下値支持として効く傾向がある』と伝えています。

続けて、6日の東証1部予想配当利回り(加重平均)は2.58%だったことを挙げ、『過去を振り返ってみても稀有な水準まで上昇している。2008年以降で東証1部予想配当利回りが2.5%を上回った局面は今回を除いて4度あった。リーマンショック後の08~09年、六重苦問題((1)円高、(2)高い法人税率、(3)厳しい労働・解雇規制、(4)自由貿易協定の遅れ、(5)厳しい温暖化ガス削減目標、(6)電力供給不安)を背景に株式投資へのムードが萎縮していた11、12年。そして、昨年12月である。何れも、その後の株価は上昇している』と分析しています。

さらに、『東証1部予想配当利回り2.5%超の株価水準は妙味があるといえよう。現状、米中問題をはじめとした不透明感は拭えず、状況が落ち着くには時間を要するかもしれない。だが、上記4度の何れの局面も、停滞感の蔓延一巡後に株価は上昇してきた。今回も来るべき上昇に備え、現状は下値圏として捉えるべきと考える』とまとめています。

最後にレポートでは、『TOPIXと東証1部予想配当利回り』を紹介しています。詳しくは6/7付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

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フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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情報提供元: FISCO
記事名:「 東証1部予想配当利回り2.5%超は妙味、SMBC日興証券(花田浩菜)