皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。16日の上海ゴムは高騰しており、東京ゴムもその流れから買われていますね。今日は天然ゴム市場についてのレポートをご紹介します。

松永さんのブログ「松永総研」では、『各限月の売り玉の大半が値洗いマイナスとなっております。これは、「20円ほどの順さや」がたった2か月間で「10円ほどの逆さや」に変化したことも原因です』と分析。

続けて、『ここにきて売り方の値洗いが急速に悪化してきましたので、この数日間で売り玉を急速に膨らました「売り方ファンド」の本格的な「手仕舞いの買戻し」が始まる可能性も高まってきました』との見解を述べています。

また、『インドの天然ゴム生産が減少傾向を強めており、それに加えて中国の天然ゴム主生産地である雲南省で高温障害の為にタッピングを停止する天然ゴムプランテーションが増えてきました』と伝えています。加えて、世界第3位の天然ゴム生産国ベトナムも生産の影響を受けるかもしれません。

そして、『生産地の天候が更に悪化すれば、東京ゴムや上海ゴムが輸入採算価格をキロ当たり12円ほど上回る可能性もあります。しかも、世界最大の天然ゴム生産国であるタイが来週20日から天然ゴムの輸出削減策を開始し、その輸出削減策が7月末まで継続されますので、産地現物価格の更なる上昇にも警戒が必要です』と考察しています。

上昇に優位性のありそうな天然ゴム市場に注目してみてはいかがでしょうか。
参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の5月16日付「天然ゴム市場パート5」「天然ゴム市場パート8」「天然ゴムパート9」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 上昇する天然ゴム市場はさらなる上昇か? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)