7日−8日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で、労働市場の状況とインフレ率の実績と見通しを考慮して、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを2.00%−2.25%に維持することが決定された。声明では「労働市場の引き締まりは続いており、経済活動は力強い速度で拡大、雇用の伸びはおおむね堅調で、失業率は低下した」との見解が表明された。12月に追加利上げが実施される可能性は高いことも再確認された。

 市場関係者の間では、FOMCが次回会合後に公表する経済予測でインフレ率と経済成長率の見通しは9月時点の予測と変わらない可能性が高いとの見方が再浮上している。ただし、インフレ加速を示すデータが少ない場合、米国債の利回り曲線は平坦化に向かうとの声が聞かれており、2019年の米経済成長率はFOMC予測を下回る可能性があることを留意すべきか。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 2019年の米経済成長率はFOMC予測を下回る可能性も