* ZTEは、より迅速なイテレーションとイノベーションのためにフィジタルDNAを構築し、最終的に社会全体を再構築することを目指しています。
* ZTEは、最適な効率、性能の向上、およびインテリジェントかつ簡素化されたアプリケーションの面で飛躍的進歩をより迅速に実現するために、協調的な取り組みを探し求めています。
* MWC上海で、ZTEのXu Ziyang最高経営責任者(CEO)がGSMAのアジア・モバイル・アワード(AMO)2022で「アジア・モバイル業界への卓越した貢献賞」を受賞。


上海、2023年7月5日 /PRNewswire/ -- 情報通信技術ソリューションの世界的大手プロバイダーであるZTE Corporation(0763.HK/000063.SZ)は本日、同社のXu Ziyang最高経営責任者(CEO)が「デジタル・ファースト・ネットワーク」セッションと「GTIサミット上海」で基調講演を行った、と発表しました。Xu氏は、その講演の中で、このデジタル時代におけるZTEの知見と実践について話しました。



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ZTE CEO Xu Ziyang: Convergence and Innovation - Build Phygital DNA for Faster Growth

「デジタル・ファースト・ネットワーク」セッションでは、Xu氏は、様々な不確定要素があるために、産業のデジタル変革のチャンスが限られていることを指摘しました。こうした状況では、より大きな責任とより高いプレッシャーを伴います。こうした背景から、ZTEは主要な基礎技術、インフラストラクチャ、およびアプリケーションを重視し、また、物理的領域とデジタル領域の統合、コンピューティングとネットワーキングのコンバージェンス、および生産と取引における効率化を推進しています。そうすることを通じて、同社はより迅速なイテレーションとイノベーションのためのフィジタルDNAを構築し、最終的に社会全体を再構築することを目指しています。

「GTIサミット上海2023」では、Xuはデジタル産業におけるZTEの知見と実践を取り上げました。Xu氏によると、中国のデジタル・インフラストラクチャ、特にデュアル・ギガビット・ネットワークとコンピューティング能力は、成熟段階にまで発展しているといいます。将来の飛躍のチャンスをつかむため、ZTEは最適な効率、能力の向上、インテリジェントかつ簡素化されたアプリケーションの面で飛躍的進歩をより迅速に実現するために、協調的な取り組みを探し求めています。Xu氏が強調したように、困難な課題に取り組む際にも卓越性を追求してこそ、企業には活力あるより力強い成長が可能になります。

MWC上海で、Xu氏は携帯通信事業者の業界団体であるGSMAのアジア・モバイル・アワード(AMO)2022で「アジア・モバイル業界への卓越した貢献賞」を受賞しました。この賞は、産業イノベーションを継続的に推進し、異業種間のコラボレーションを強化し、そして世界中のモバイル産業の発展を後押しするために、ZTEを牽引してきたXu氏の卓越したリーダーシップを評価したものです。

以下は、「コンバージェンスとイノベーション-より速い成長のためにフィジタルDNAを構築する」と題するXu Ziyang氏の講演の原文です。

現在、中国のデジタル・インフラストラクチャ、特にデュアル・ギガビット・ネットワークとコンピューティング能力は、成熟段階にまで発展しています。消費者は、音声通信とデータ通信から、FTTR(「光ファイバーを部屋まで」)、インテリジェントなコックピット、仮想と現実の融合、および低高度経済など、特定のシナリオに合わせたインテリジェントかつ統合された情報サービスへと移行しつつあります。また、産業のデジタル化は重要な段階を迎えており、需要と供給の両面から問題が生じています。例えば、需要側には、サービス統合の難しさ、管理コストの高さ、およびサービス革新への障壁があります。供給側では、高い要求水準と低価格、細分化されたシナリオと大規模なアプリケーション、さらには大規模な投資と緩慢な収益化の間で、どのようにバランスを取ることができるのか、という問題があります。朗報は、このような問題に突き動かされて、私たちが、技術面での飛躍的進歩と協力によって打開策を見出しつつあるということです。ICTには速いペースのイテレーションがあり、また、5G-Advanced、6G、FTTR、400G OTN、ヘテロジニアス・コンピューティング、最新のデータセンターなど、重要なイノベーションが頻繁に起きています。

今はデータ爆発の時代であり、データ処理と流通には、どこにでもあるものの、明確な要件があります。ご存知のように、ChatGPTは世界的なAIによるコンテンツ生成(AIGC)ブームを巻き起こした話題沸騰の商品です。また、ムーアの法則の減速への対応、シャノン限界へのギャップの解消、環境に優しく持続可能な成長の追求、デジタル・セキュリティの保証といった課題も投げかけられています。こうした背景から、ZTEは主要な基礎技術、インフラストラクチャ、およびアプリケーションを重視し、また、物理的領域とデジタル領域の統合、コンピューティングとネットワーキングのコンバージェンス(CNC)、および生産と取引の高効率化を推進しています。そうすることを通じて、より迅速なイテレーションとイノベーションのためにフィジタルDNAを構築し、最終的に社会全体を再構築することを目指しています。

主要な基盤技術に関しては、チップセット、部品と資材、アルゴリズムとアーキテクチャの面で飛躍的な進歩を遂げることが最優先事項です。これらはイノベーションの基盤であり、能力向上と効率改善、境界線の拡大と技術統合をどこまで進められるかを左右します。この点で、ZTEは最も困難な課題に取り組む際にも卓越性を追求するため、確固たるステップを踏み、一貫した努力を続けています。

人間の脳や自動車のエンジンのように、チップセットは、製品の性能、統合性、およびPUE(電力使用効率)に直接影響する最も重要な基盤技術の1つです。コンピューティング設備、5G、データセンター・スイッチ、端末などの他の主要分野では、より高い期待と要件が求められています。そのため、様々な施策によってイノベーションと飛躍的進歩を実現してきました。例えば、ムーアの法則を長引かせるために、先進的なプロセスが採用され、ドメイン固有アーキテクチャ(DSA)、パッケージング、およびシステム設計においてイノベーションが行われています。また、様々なシナリオに対応するためにヘテロジニアス・コンピューティングを導入し、性能と効率を高めています。さらに、DPU(データ処理ユニット)とスマートNIC(ネットワーク・インターフェース・カード)に基づくハードウェア・アクセラレーションを実現し、ソフトウェアとハードウェアの共同最適化を常に推進しています。

新しい電力増幅器、フィルター、アンテナ素子、および放熱設計など、部品と資材におけるイノベーションもまた、大きな価値を生み出すことができます。電力増幅器を例にとってみましょう。欧州電気通信標準化機構(ETSI)の消費電力測定規格に基づくと、電力増幅器の効率が1%上がると、機器全体のPUEは1~2%上昇し、基地局の広帯域化と送信電力の増大が可能になります。この分野での継続的な努力により、ZTEは業界平均より8%高い電力増幅器効率を達成しました。また、32次元光クロスコネクト(OXC)用の柔軟な光バックプレーンを使用し、ネットワーク容量と性能を大幅に向上させながら、機器アーキテクチャを簡素化しています。ZTEは、ミリ波の範囲を広げ、伝搬ロスを減らすために、「再構成可能なインテリジェント・サーフェス(RIS)」を採用し、対象範囲、ユーザー・エクスペリエンス、展開効率を大幅に改善しました。

アルゴリズムとアーキテクチャに関して、ZTEの5G PowerPilotソリューションは、無線ネットワークのエネルギーを35%節約することを可能にし、また、スリープモードでは単一サイトの消費電力を5ワットまで削減できます。基地局とRIS間のダイナミックなコラボレーションのためのアルゴリズムに基づき、当社の動的RISソリューションは、ミリ波の対象範囲を30%拡大し、平均ダウンリンク率を6倍増加させます。さらに、当社の分散型データベース・ソリューションであるGoldenDBは、データベースの性能と容量を10倍高め、ハードウェアとソフトウェアの切り離しによって、投資の70%を節約することができます。

インフラストラクチャと能力強化の鍵は、ネットワーク、コンピューティング能力、そしてコンピューティングとネットワークのコンバージェンスにあります。

ネットワークの性能を向上させるため、ZTEは画期的な製品とソリューションの提供に専念しています。

性能が向上したUniSiteソリューションは、UBRシリーズ、A+Pシリーズ、広帯域アンテナなどの軽量デバイスを統合し、マルチモードとマルチバンドサイトの展開を容易にします。

5G TSNソリューションは、「5つの9」、つまり99.999%の可用性を備えた決定論的接続性を提供し、産業シナリオにおいて5ミリ秒未満の遅延とマイクロ秒以内のジッターを保証します。

当社のSBFDシステムは、アップリンクのスループットを1.4Gbps以上に向上させる一方、エンド・ツー・エンドの遅延を単一キャリアで4ミリ秒に短縮しました。

統合センシングおよび通信(ISAC)基地局は、低高度経済を後押しして、スマート輸送を現実のものにしました。

当社のRedCapテクノロジーは、中高速IoT(モノのインターネット)シナリオのニーズを低コストで充足し、5Gの適用範囲を大きく拡張します。

400G OTNソリューションは、超長距離伝送を可能にし、中国の「東数西算(東から西へのコンピューティング資源移転)」プロジェクトの光インフラストラクチャを構築します。

FTTRソリューションにより、全世帯にギガビット以上の広帯域体験が提供されます。

レベル4の自律型ネットワークへ向かう過程で、私たちはデジタルツインを使用して複合現実体験を創り出し、人間と機械の協調のためのインテント・ベースのネットワークを構築しており、数秒以内のエンド・ツー・エンド処理と、自己実行機能ドメイン横断的なクローズドループO&M(運用と保守点検)を達成しています。

コンピューティング能力のインフラストラクチャに関しては、ZTEは汎用サーバー、GPUサーバー/インテリジェント・コンピューティング・クラスター、液冷サーバー、オールフラッシュ・ストレージ製品およびハイブリッド・フラッシュ・ストレージ製品など、あらゆる種類のサーバーおよびストレージ製品を提供しています。コールドプレート液冷を採用して、消費電力をさらに削減しています。間接蒸発冷却、極度液冷、およびAI駆動型管理により、最新のデータセンターのPUEは1.13までに削減されています。分散型精密クラウドであるTECS Cloud Foundation(TCF)では、クラウド、エッジ、および端末の各レベルからコンピューティング資源を引き出し、マルチサービスの展開とオンデマンドのスケジューリングを可能にします。

CNCとCPNに関して、ZTEはエッジ・クラウドを統合したワンストップICTソリューションを開発しました。IaaS/PaaSクラウド・テクノロジーのスタックを特徴とし、ヘテロジニアス・コンピューティングに対応するとともに、ICTインフラストラクチャの統一的な計画、構築、およびO&Mに対応しています。そのため、このソリューションは、エッジ・コンピューティングからコンピューティング能力ネットワークへの進化に対する実用的な指針を提供しました。

また、私たちはコンピューティングとネットワークの相乗効果を積極的に追求し、アプリ層とネットワーク層のブリッジを構築することで、ネットワークがサービス需要とコンピューティング能力資源を感知し、コンピューティング能力の経路制御を実装し、複数の資源プールにまたがるオンデマンドのスケジューリングを実現できるようにしています。

さらにZTEは、統一されたオープンAPIを特徴とするオーケストレーション・センターを構築しています。これにより、マルチベンダーとマルチクラウド環境での柔軟な管理が可能になり、「接続性、コンピューティング、およびデジタル機能」を統合した質の高いサービスを保証することができます。このようにして、私たちは新たな機会を解き放つだけでなく、様々な業界のデジタル変革を機敏かつ費用対効果の高い方法で支援します。

産業のデジタル化が加速すれば、生産効率と取引効率が向上するでしょう。

ZTEは、今後もパートナーのために生産効率の向上に努めていきます。

Ansteelのスマート製鉄工場では、当社の機械遠隔制御技術であるURLLC(超高信頼低遅延通信)が天井クレーンに採用され、「5つの9」、つまり99.999%の稼働率、生産効率の100%向上、人件費の20%削減を達成しています。

Benxi Toolのスマート工場では、AIを搭載したマシンビジョンを提供し、品質検査の精度を2ミクロンまで向上させ、コストを15%削減しました。

AGVを利用した倉庫管理とロジスティクスにより、柔軟で無駄のない管理が実現できました。例えば、私たちはGreeの倉庫自動化率を60%まで向上させ、切り替え時間を2日未満に短縮することに貢献しました。JA Solarのスマート工場では、24時間体制でシリコンを自動配送するためにAGVが導入されています。

デジタルツインに基づく状況認識により、当社はWonfull Petrochemicalでは現場の人員管理とセキュリティを改善しました。

取引効率を向上させ、それを市場価値に変換するために、私たちはデジタル技術を駆使して全プロセスのオペレーションを強化します。つまり、情報のサイロ化を解消し、エンド・ツー・エンドのデータ相互接続とインテリジェントな分析とマッチングを可能にします。

ZTEは中国電信四川支部と協力し、5G+インテリジェント・サプライチェーンの実証プロジェクトを開始しました。自動仕分け、AGV、RFIDラベルなどの技術を統合することで、当社はデジタル流通システムをカスタマイズしました。このシステムは、ワンストップ購入、店舗直送サービス、業界連携、および合理化された構造を特徴としています。このシステムにより、配送効率は50%向上し、在庫は3分の1に削減されます。

天津港では、私たちは遠隔岸壁制御、コンテナ・トラックの自動運転、5Gインテリジェント集計、インテリジェントなオンデマンド・スタッキング、品質等級付け、および貨物のリアルタイム仕分けを可能にしました。このような取り組みによって、全体的な作業効率は20%向上しています。

中国南方電力網と協力して、大規模な5Gネットワーク上でグリッド制御と検出ノードを接続し、広帯域ネットワークにおいて、リアルタイムで電力消費データの高周波収集を実現しました。このソリューションは、スマートな電力消費と電気の安全性を可能にしただけでなく、配電効率を2.7倍に高め、グリーンエネルギーへのアクセスを加速させています。

多様化が進み、急速に進化するシナリオにより上手く適応するために、私たちは最近ZTE Digital Nebula 2.0をリリースしました。統一されたアーキテクチャとスケーラブルな設計により、このソリューションは複数の業界への適応性が向上し、より大きな可能性が引き出され、生産と取引の効率をさらに向上させることができます。最終的には、様々な産業がデータ主導の効率改善を達成し、領域を横断したコラボレーションを通じて柔軟性を構築し、オープン性と透明性に基づく信頼を高めるのに役立つでしょう。

フィジタルDNAは最終的に、より豊かな人類社会に貢献することでしょう。科学的思考と人間中心の精神で、ZTEはデジタル・インフラストラクチャとAIを活用することで、有益な持続可能な成長を促進します。特に、

* デジタル・インクルージョンを推進することで、私たちは世界中のデジタル・デバイドを解消し、社会資源の公平な配分を実現します。
*私たちはデジタル技術を駆使して、人類社会全体のための知識体系を構築し、文化を存続させることに努めています。
* 革新的なテクノロジーにより、私たちは世界中のパートナーとともに、よりバランスの取れた、環境に優しい、そして低炭素な発展の実現に取り組んでいます。


私たちは、人類の文明と技術が互いに補完し合い、より素晴らしい明日へと導いてくれると固く信じています。

このような前例のない時代に、私たちは皆、歴史的な変化を目の当たりにし、歴史的な変化を可能にしています。デジタルネイティブ企業として、ZTEはフルスタック、全領域、全サイクルのDICTイノベーションに専念しています。デジタル経済の牽引役として、当社は常に「簡素さ、機敏性、相互利益のためのオープン性」という経営理念を堅持しています。当社は、事業者、業界およびエコシステムのパートナーと成功を分かち合うための、デジタルでインテリジェントなエコシステムの構築を目指しており、持続可能な発展の推進において常に役割を果たしていきます。

ご清聴ありがとうございました。

ZTEについて:

ZTEは、より良い未来のために継続的なイノベーションで世界をつなぐという使命を支持しています。同社は革新的な技術と統合ソリューションを提供し、そのポートフォリオは無線、有線、デバイス、専門的な電気通信サービスのすべてのシリーズにわたって展開しています。世界の人口の4分の1以上にサービスを提供している同社は、デジタルでインテリジェントなエコシステムを構築し、あらゆる場所で接続性と信頼性を実現することに専念しています。同社は香港と深圳(シンセン)の両証券取引所に上場しています。www.zte.com.cn/global

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情報提供元: Dream News
記事名:「 ZTEのXu Ziyang最高経営責任者(CEO):コンバージェンスとイノベーション - より速い成長のためにフィジタルDNAを築く