宮中の儀式で使う女性装束の十二単(ひとえ)を無料で着装できる体験会が24日、実践女子大学の渋谷キャンパス(東京都渋谷区)で開かれた。同大の源氏物語の研究活動のPRの一環で、十二単に興味を持つ主婦や学生ら約90人が参加した。  源氏物語に出てくる「紅梅の匂い」という襲色目(かさねいろめ)の十二単を使用。重さは約16キロ。新型コロナウイルス対策が取られる中、参加者が順番に着装した。  千葉県船橋市から訪れた主婦、川端絵里奈さん(40)は、「着て重いと感じた。生活はしにくそうと思ったが、(平安時代)当時の宮中の人々の生活を感じることもできた」と語った。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 渋谷で十二単の体験会=東京〔地域〕