14人が死亡、6000人以上が負傷したオウム真理教による地下鉄サリン事件は、20日で発生から27年となった。東京メトロ霞ケ関駅(東京都千代田区)では、遺族の高橋シズヱさん(75)らが犠牲者を追悼する。  事件は1995年3月20日朝に起きた。当時の教団幹部らが霞ケ関駅を通る3路線の車内で猛毒サリンが入った袋を傘で突き刺して散布。同駅では助役でシズヱさんの夫一正さん=当時(50)=と、代々木電車区助役の菱沼恒夫さん=同(51)=が亡くなった。  発生時刻に近い午前8時、駅員約10人が黙とうをささげ、霞ケ関駅務管区長の小川喜治さん(58)が献花する。  オウム真理教による一連の事件では、松本智津夫元代表=執行時(63)=ら13人の死刑が確定し、2018年7月に刑が執行された。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 地下鉄サリンから27年=霞ケ関駅で犠牲者追悼―東京